2005/01/17(月)12:02
ゲイツ好きに負けた?米サイボウズ
「米国人のMSびいきに負けた」、米子会社を清算したサイボウズが敗因を語る
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050111/154592/
僕が大好きな会社の一つに、サイボウズがある。
そのサイボウズが、MSとそのファンの企業内情シスや中小SI
に食い込めなかった、という記事だ。
MSのカンファレンスに仕事で行ったことがあるけど、
アメリカの中小のITコンサル会社の経営者には、
MSのファンがとても多い印象を受けた。
(地に足がついてないビジョンが多い他社に比べて)
ビルゲイツのビジョンは分かりやすく、共感しやすいし、
MSの製品クオリティの中途半端な高さによって、
ビジネスパートナーというか、VARというか、SIerというか、
自社製品を担ぐ人たちに、適切な達成感と、適切な利益を
もたらしつづけてくれるからだ。
(現場もMS製品に文句言いながらも、
そのサポートによって給料をもらっている)
ある意味、ノンカスタマイズでいけちゃうサイボウズは、
そういったSIerやMISの付加価値を否定してしまうため、
駄目だった、というのが趣旨であり、割と納得できた。
ただ、ここからは想像だけど、実際には、
プロモーションのセンスや
売り方の文化的な問題(Linux的な売り方ができなかった)、
適切な試用期間の設定とかそういうあたり
が失敗の主たる要因なのだとは思う。