カテゴリ:自己分析
日本のIT産業はなぜ駄目か、という議論が最近多い。
いい悪いの基準なんて、非常に難しいのだが、 単にアメリカに比べると負けまくっている気がするのだろう。 身の回りで考えてみると、 いい大学の文系出身者で、コンピューターが出来た人は、 おおむね誰もエンジニアになっていない気がする。 なぜかコンピューターとは関係ない方向に行くほうが多い。 多くが商社や新聞社や広告代理店、コンサルティング会社などに 勤務している。 一瞬だけSEになっても、すぐコンサルになっちゃったりしている。 コンピューターができて、かつ優秀だった人が システムを仕事としてはじめた場合、 今でもエンジニアとして活躍している場合、 さっさと自分でベンチャーをやってしまっているケースばかりだ。 頭がいい人は、 頭の良さにはリバレッジが利きにくいことをよく分かっていて、 日本の大手SI業界には、リバレッジという概念がないことを 直感的に分かって避けているのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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大手SIの多くは建設業界の大手と同じで、丸投げの鞘抜きでどれだけ稼ぐか?(=ブランド力でどれだけ稼ぐか?)に注力している...ということは、下流工程はソツなく出来ていれば、後は問われない、ということになって、新しい要素が盛り込まれる機会はクライアント次第、ということになる。
一方で、クライアントは保守的で独善的であるケースが多く、アメリカと比べて競争に晒されているような業態が少なく、新しいリテラシーを求められるようなアイディアは100%採用されない。なら、ニッチ的に才能の無駄遣いをした方が、まだ自分の収入に繋がる、という風に受け止められるのも仕方がない。 (2007.11.22 07:56:56) |
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