カテゴリ:メディア論
ニコニコ動画でよいなあと思っている点は、
「繰り返し視聴」に意味を与えた点だ。 つまり、同じコンテンツであっても、 見るタイミングによって、 内容が加工されていく、 という点だ。 一般に、音楽というコンテンツは、 リピートするとより愛好度が増すという例外的なものだ。 (だからこそ放送用に無料で配ったり、CMタイアップする) それ以外のコンテンツの場合、 一回観たらそれ以上に効用が増す、 ということはこれまであまりなかった。 ニコ動の場合、コメントそのものが変っていくので、 その過程を追っていくのが楽しい。 配信回数が1万回、とかいっても、 実はユニーク視聴者数は少なくて、 同じ人が5回10回と観ているのだろう。 はてぶなんかでも、一度ユーザーコメントを見て、 しばらくたってからその後のコメントがどうなっているか、 というのを再度確認しにいくことがある。 寝かせることで情報が熟成される、とか切磋琢磨される、 というのが、CGMのよさなのだが、 それが元のコンテンツの価値そのものを向上させる、 という意味で、ニコニコは強いといえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.02 01:38:31
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