ひがな一日@上海から日本へ。

2009/08/19(水)12:04

あんな屈辱、こんな屈辱。

 中国留学時に韓国人男と同棲をしていたのは  04年から05年にかけての約9ヶ月間  その同棲期間中  ヤツから与えられた精神的苦痛やダメージ、屈辱は5年経った今でも  心から離れることは無い  もともと気性の荒いヤツはたいして強くも無い酒を浴びるように飲むのが趣味で  酒がまわるとその気質に拍車がかかり、最悪だった  同棲を始めてすぐに  アレ・・・これって、もしかして…DV?!  と違和感を覚え  インターネットでDVに関する記事を読みまくった  その記事に書かれている事どれもが  自分が今生きている現状と一致して  悲しく 苦しく 恐ろしく  また   どの記事にも書かれているのと同じように  どんなに嫌な思いをしても  その男から離れること、逃げることがどうしても出来なかった  様々な苦痛を与えられているうちに  嗚呼、自分が悪いのだ 自分さえ変われば事は全て丸く収まるのだ  と錯覚を起こし始め  たまにのぞかせる相手の優しさが何百倍にも肥大化して心に刻まれ  彼だってイイトコあるんだから  って、これまた奇妙な錯覚で感覚が麻痺していくのだ  決して抜け出すことの出来ない蟻地獄へ落ちてしまった気分だった    或る日の夜  その時はまだしらふだったヤツから    今度AV観ながらヤラないか  と  唐突に、真面目にでもどこか薄ら笑いを浮かべた顔で言われた  ナゼ知らない女がイッテルとこ観ながらやらなきゃいけないんだと  気分悪く思い、即断った  とたんに鬼の形相になるヤツ  怒りのスイッチがONになったことがすぐに分かった  ヤツは荒々しく立ち上がるとキッチンへ行き  自分ひとり分の夜食を用意し  鬼の形相のままテレビをにらみつけながら  何かの敵討ちをしているが如く激しくそのひとり分の夜食を口に運んでいた  はぁ、、ばかばかしい・・・  心の中で呟き  あたし、シャワー浴びてくるから  と一応ヤツに声かけたとたんに  ごちゃごちゃうっせェ~~~んだオマエはよォーーーっっ  韓国語交じりの中国語で罵られた    いつものことだ…  と何も言い返すことをせずにシャワーを浴びるあたし  すぐにお湯が水に変わった  ヤツがキッチンでお湯を使い始めたのだ  風呂場とキッチン  同時にガスが使えないこと知っているはずなのに  冬の西安  いきなり水を浴びるのはかなりきつかった  暫くするとヤツは荒々しく扉をしめ出かけていった  きっと顔はまだアノママだろう  その時点で深夜近かったけど  ヤツが何処に行こうと気にならなかった 居なくなって清々した  のびのびと寝ることができる 嬉しかった  どのくらい時間が経ったか  トイレに行きたくて目が覚めたのと同時に  リビングから女の喘ぎ声が聞こえてきた  その喘ぎ声に合わせるように  イッタか? イッタか? ははは、まだまだだろう  どうだ、気持ちいいのか? 早くイケっ  不気味な笑い声と薄気味悪いヤツの低い声が…  あまりの気味悪さにリビングへ出ると  完璧に酒でイッっちゃってる目をしたヤツが  だらしなく口を半開きにしAVに夢中になって一人でヤッてた  あたしと目が合うと、傍にあった羽織もので自分を隠すヤツ  この世でもっとも情けない場面に遭遇した気分だった  夜が明け始め  空も明るんでくる時刻の出来事だった  なんか上手く言えないけど  この夜のヤツの行動にはひどく嫌な思いをした  なんて征服欲の強いヤツなんだ  自分の提案が断られたってだけであてつけのようにこのような行動を取れる  その思考が本当に理解できなかった  後日  冗談まじりの要求も受け入れないなんて  俺を怒らせるオマエが悪い    と、ねちねち言われた    この一件のおかげで  数年後、新しい彼氏と同棲をしていた時や結婚した今でも  自分が先に寝室に居て  相手がリビングで何かをしていると  (それがたとえ、ただテレビや本をみているだけって分かっていても)  息が苦しくなって動悸が走る  そしてヤツの薄気味悪い声が聞こえてくる          いつになったら ヤツの呪縛から逃れられるんだろう     

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