知音夢裡尋

2011/01/04(火)10:55

藤井貞和著 『日本語と時間:〈時の文法〉をたどる』(岩波新書)。

読書(2595)

『日本語と時間:〈時の文法〉をたどる』 岩波新書 藤井貞和 岩波書店 商品情報 ・発行年月:2010年12月 ・サイズ:新書 ・ページ数:223, ・ISBNコード:9784004312840 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 古代人は過去を表わすのに、「き」「けり」など六種もの「助動辞」を使い分けた。ひたすら暗記の学校授業を思い出し、文法を毛嫌いするなかれ。それら時の助動辞は、何と意味・音を互いに関連させ、一つの世界を作っていたのだ。では、なぜ現代は「~た」一辺倒になったのか。哲学・言語学など大きな広がりをもつ刺激的な一冊。 【目次】(「BOOK」データベースより) 序章 時、もの、こと/1章 時のありか─krsm四面体/2章 遡る時の始まり─「けり」の性格/3章 過去を表示する─「き」の性格/4章 時間の切実さ─「ぬ」と「つ」/5章 古代を乗り越える力─「たり」の本性/6章 時と技巧─通時論的に/7章 言文一致への過程─「た」の成立/結章として 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 藤井貞和(フジイサダカズ) 1942年東京生まれ。現在、立正大学文学部教授、詩人。専攻は日本古典文学、言語態分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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