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Bring Em Out

Bring Em Out

こんな出会いがあるなんて!! カンボジア

4月カンボジアは乾期の真っ只中。気温30が毎日続く。
ホーチミンを経由し、夕方シェムリアップの空港へと。


飛行機の中ではずっと外を眺めていた。広く長く広がる茶色く流れるメコンの河。 背の高い木が生い茂る。この大地のどこにアンコールワットが眠っているのだろう・・・

航空に降り立ち感じる乾いた空気!! あーーーこの空気に触れたかったのだ。 なんだか、安心した気持ちになれる。

予定時刻より早い到着で、ネットで予約していたゲストハウスのお迎えもまだ来ていないようだ。
しきりにバイタクの兄ちゃん達が話しかけてくる。みんな商売のために必死。 アジアの暑さを早くも感じてしまいそうだ。

ゲストハウスへと電話をかけようものの、公衆電話が見当たらない。 周りの人に聞いたら、「無いよ。貸してあげるよ」と・・・???

なんだか、カンボジアは携帯屋みたいな感じで、一般的な公衆電話を見かけることは少なかったよ。
バンコクを意識していったカンボジア。 あまかったです。

ゲストハウスに電話をして出たのが、この後運命的な人となるとは思わず。。。 トゥトゥクの運転手はもう出たので、もうすこしまってくださいと。 あーとりあえずよかった。

迎えに来てくれた運転手はジャインみたいな男の子だった。ジャイアンは英語も良く話したので、会話は英語でできた。この後ずーっと私のドライバーとして、良い友達として旅のお供をしてくれた。

国道6号をトゥクトゥクは風をきって走る。 久しぶりに乗ってドキドキが止まらない!! もう、日はとっくに暮れて、街に近づくにつれて道路の脇に屋台が立ち並ぶ。 立派なホテルも。
私がこれから行くゲストハウスはどんな所なんだろう。

ジャイアンの運転は安心できた。 それより、カンボジアの道路!! 信号も車線も、なーーーーーんにもなくて、やたらクラクションをならす人達。 ジャイアンはほとんどクラクションを鳴らさないから、気持ちよいドライブが出来た。

まもなくゲストハウスへと到着。
そこで彼に会った。 彼Qを見た瞬間「すごい綺麗な男の子だなぁ」って思った。彼は丁寧に日本語を話した。 なんだか全てがしなやかに出来ていて、吸い込まれるようだった。

彼とはハンモックに乗りながら色々と話をした。
その時に見つめる彼の眼差しに1回1回ドキドキした。 そして、何かを予感していた。 変なうぬぼれかと思ったけど、やっぱり彼の視線がいつも感じた。

その夜は近くの屋台まで行き、アンコールビールを買った。 旅の間ほとんどこのビールを飲み続けた。
あの、熱い空気はこのビールをすぐにぬるくしてしまう。
そこらじゅうで見かけるフルーツの色とりどりや、正月でのデコレーション。どれも、私の気持ちを癒してくれた。

部屋に着きベットに入るとすぐに眠りについてしまった。時計をもっていかなかった私だけど、毎朝ニワトリに起こされた。 結局今回の旅で、時計を持つことはなかった。時間を気にしない自由な旅の始まり。

これが私の旅の1日目。


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