047364 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Bring Em Out

Bring Em Out

旅2日目 午後


バイヨン周辺の屋台でお昼を食べた。
ここにはジャイアンのお母さんと、お姉さんが働いている。
このお店には何日か通い、そのうち「ただいまー」と帰る場所のようになっていた。 歩きまわって疲れたら、このお店のハンモックで寝た。

ジャイアンは時々変な子守唄を歌ってくれたり、本当にいつも笑わせてくれた。ジャイアンのお店で食べるご飯はいつもおいしかった。
名前はわからないけど、にんにくや、香草たっぷりで暑い日でもむしゃむしゃ食べれた。 おやつのバナナもいつもつけてくれた。

午後からは、タ・プロームへと出かけた。
タ・プロームは巨大なスポアンという木が生い茂る。樹齢300年ほどにもなる。 寺院を回っているあいだ、ジャイアンは近くのお店のハンモックで寝ていたりする。 私は気がねなくゆっくりと回ることが出来る。

タ・プロームは迷路のような感じで、どこをあるっているかよくわからなくなりそうだ。一人の男の子がガイドを勤めてくれた。
私はこの時はじめてこんなふうにガイドをする子供達がいることを知った。彼はあまり人気もないような道もドンドンつき進んでいくから、はじめは少し不安だったけど、すごくゆっくり話す姿や、ぼろぼろの石の山を登るときそのつどそのつど丁寧に注意してくれたりと、優しい少年だった。

そのうえ彼はすごく写真を撮るのに絶好なポイントを知っていた。
あいにく、カメラ音痴な私のカメラ。デジタルにもかかわらずホワイトバランスや、ISOの調整の悪さ・・・ もっとカメラも勉強しとけばよかったと思った。

彼の案内でこのタ・プロームの見所を堪能できた。
最後にチップを払ったあともいくつか案内してくれた。

「カメラマンにでもなったほうがいいよ」なんて言ってみた。彼は照れくさそうに笑う。 まだ、若いこの少年。 これから先、彼はどんな風に生活するのかなぁ・・・ いつまでも、元気でいてくれますように。

いろんな人との出会いが、色々寂しかったりもした。

夕方 ゲストハウスへと戻る。
Qがいる。 QはとてもCUTEでひとなつっこくって、ゲストハウスにいるときは大抵一緒におしゃべりをしていた。 ジャイアンと3人でダンスの話になり、一緒に踊りにいこう!!ってことになった。

アジアのナイト クラブ。 へんてこりんな音楽流れているんだろーな。 たのしそ=====!!!

彼はスタッフで家は客。 やっぱりミエミエで出かけるのはやっぱりちょっとまずいから、みんなが部屋に戻ったころに何気なく出て行く。
廊下ですれ違い様に何気なく話しかけてくるQ
しだいに自分の中で、Qがただのスタッフじゃなくなっていく。ドンドン距離が近づく。

Qのバイクに乗り、シェムリアップ市内を走る。
アジアの夜は眠らない。 あちこちで甘味を売る屋台が立ち並ぶ。

QといったNIGHT CLUBは綺麗なシート席があったりと落ち着ける空間だった。ほとんどが地元の子達で、全く若すぎる子達がたくさんいた。

トランスのような音で、みんなガンガン踊っていた。Qは氷入りのビールをガンガンのむ。 2人の緊張がドンドンほどけていく。
昼間の日焼けで体がほてっている。私の熱は冷めそうもない。

2人とも、一目ぼれだった。 そんなことを話す。
もう、止められない。 

ゲストハウスに戻ったのは朝まだ日が完全昇る前だった。朝の空気はすごくつめたくって、Qにしがみつくようにバイクに乗る。

ゲストハウスはひっそりとしていて、みんな、まだ寝ているみたいだ。よかった・・・


© Rakuten Group, Inc.
X