世界遺産とはいえども5日目バンテアイ・スレイをみに行ったあとクバール・スピアンへと向かう。ぼこぼこな道が続く。 トゥクトゥクと、お願いだから壊れないでおくれよ!! 横を通り過ぎる車が、土埃を巻き上げる。 到着してまずは昼ごはん。 生姜がたっぷり入ったチキンの炒め物。 ジャイアンがこの山について説明する。 「リンガがたくさんあるんだよ。CHINITOは見たことあるだろ? リンガ」 「は??」 「リンガは男のものだよ」「あーーーーー。いや、私見たことないわぁ」 ジャイアン妙に嬉しそうである。 リンガの他に「ヨニ」と呼ばれる四角い遺跡があり、ヨニは女性器を意味しているそうだ。 ここに着く前にいつくかの集落があった。この辺りはクメール・ルージュの人達がいるとか。なんだかぞっとする。 内戦終結もそんなに昔じゃないカンボジア。すばらしい遺跡をみようにも、その道のりは険しい。クバール・スピアンは山の中に遺跡がぽつぽつと点在している。しかし、これといった表記もないのだ。 ガイドブックに「橋を渡る」と書いていたものの、実際の「橋」はたんなる1本の柱であったり。 でも、そんな探検っぽいところがまた楽しかったりした。ここは山をのぼり、ちょろちょろと流れる川のなかに遺跡があるのだ。これもまた神秘的である。 ここには女の子3人で来た。よかった、友達とじゃなきゃこんな山恐ろしくて一人じゃ登れないよ。 途中で雷がなる。よくシェムリアップ市内ではピカピカと光る雷雲をみたなぁ。 もっていったガイドブックはすでに汗でクチャクチャになっている。 私のジーパンも汗と埃まみれだ。 今日も洗濯だな。 毎日洗っても翌日にはカラカラに乾燥してくれる。 あーーーやっぱり私はこの暑さが好きなんだ。 |