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テーマ:本のある暮らし(3300)
カテゴリ:読書
図書館で見つけた。
妖怪画談愛蔵版 見ごたえある~。めくってもめくっても妖怪~~~。うわ~~~。 あっ!! と、目をひいたのは べとべとさん おととしのお正月に帰省したときのこと。 いまだ独身の、私の実の兄が、彫刻刀で何か彫っていた(!?) 熊でも彫っているのか。 「暇やから・・・」とか何とか、はっきりした理由はわからないんだけど、とにかく実家に帰っている数日間、ずっと彫っているらしかった。 何だこの兄は。どういうつもりか。40過ぎていったい何を目指しているのか。 それがこちら、べとべとさんだった。 夜道を歩いていると下駄の音をさせてついてくるんだって。 「べとべとさん先へおこし」と言うと、下駄の音が追い越していくんだそうな。姿は見えないらしいから、これは水木しげるの想像の姿。 しかし、全く害の無い、意味のわからない妖怪だな。 それで、兄は、何でべとべとさんを作っているのか。 「べとべとさんが好きだから・・・」とか何とか、これまたよくわからないけど、なんと今作っているのは3体めだとか。 何でたくさんつくるのか。 「友達にあげたり、自分の分も欲しいしー・・・」とのこと。 どんな人が欲しがるのか。その人は喜んだのか。 疑問は尽きない。 そしたらば。 うちの長男が、 「おれ、それ欲しい。ちょうだい!」 なぬ?!ここにいたか欲しがる人! 「え~。しゃあないなぁ。これは自分のんにするつもりやったんやけどな」 といいつつ、うれしそうな兄。 「おっちゃん、ありがとう!!」 と言うわけで、兄作・木彫りのべとべとさんは長男の部屋の本棚に飾られている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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