カテゴリ:子どもでも安心して観られる映画
前回の映画メモで、いろんな映画を思い出すのにちょっと苦労したので、
記憶が新鮮なうちに、感想を書いておきたいと思います。 楽しんだ映画こそ、記憶をとどめておきたいと思うから、 いつもそういう映画は早めに感想を書く私。 今回は「チャーリーとチョコレート工場」です。 ウィリー・ワンカ(ジョニー・デップ)の作るワンカチョコレートは、 世界で一番有名なチョコレート。 チョコレートだけでなく、その他のおいしいお菓子を生産する工場は 一時期、従業員も楽しく働ける場所として栄えていましたが、 悪い大人たちが秘密のレシピを守らないで、勝手に個人で 売り出してしまったために、ウィリー・ワンカは怒って、 工場を閉めてしまいます。 昔そんな工場に働いていた お茶目なおじいちゃん(ディビッド・ケリー)のお話を聞くこと、 そしてチョコレートが大好きな少年、チャーリー(フレディ・ハイモア)にも 工場見学にいくチャンスがやってきます。 でも、その工場にいけるのは世界中に輸出されるワンカチョコレートの 中に入っているたった5枚のゴールデンチケットを手にした子どもだけ。 家族が貧しいために、チョコレートもあまり買えない状態の チャーリーですが、素直な子どもらしい性格のおかげか、 なんとか行くチャンスを手にすることが出来たのです。 で、映画の核となるのは、チョコレート工場での冒険なんだけど、 もうものすごくクリエイティブで素晴らしい世界でした。 ジョニー・デップもフレディ・ハイモア君もすごく演技が上手。 ウィリー・ワンカがジョニー・デップなんて信じられないし、 この演技が上手な子役がたくさんいる昨今だけど、 フレディ・ハイモア君ほど、素直で子どもらしくてかわいい子どもを 上手に演じられる子はいないと、思いました。 「ネバー・ランド」でも、アカデミー賞にノミネートされていたようですが それもすごく納得できる気がします。 お茶目なおじいちゃん役のディビッド・ケリーもかわいかったです。 ただ一つ言えば、ところどころに出てくる小人のおじさんは もっとかわいいひとを選んでほしかったかも。 私が特に面白いと思ったのは、勧善懲悪的なディズニー的な世界と 社会のヒエラルキーを皮肉を交えた視点で映し出しているところや ちょっとパロディを含めるようなドリームワークス的な世界が 混在しているところでした。 (ちなみにドリームワークスが生み出したアニメ作品は、 シュレック、シャークテイル、アンツなど) ま、憎たらしい悪となるのはチャーリーとまったく違って、 割とリッチで本当にかわいらしくない子どもたちとその親なので、 そこも皮肉でドリームワークスらしいかも。 ドリームワークス的というか、イギリスのワーキングクラスを 描写した映画って、ヒエラルキーを皮肉しているのが多いのかな。 ハリー・ポッターやフル・モンティもなんとなくそんな気がするし。 こんな風にミックスされている作品なので、 大人も子どもも楽しめると思います。 ちょと変わっていて、シニカルな映画ですが 笑顔がほろりとこぼれてしまうようなところもすごく多くて、 いろんなエンタメの要素がつまっているいい映画だと思います。 ぜひ、オススメです!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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