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テーマ:英語のお勉強日記(8031)
カテゴリ:日記
前回のスタバ話の続きです。
あのスターバックスのマークの意味深(?)な人魚ですが、北欧神話に登場する“セイレン”(尾がふたつある人魚)なのだそうです。あの船乗りを惑わすことで知られる海の妖精のことですね。 ※セイレンの像(もともとは二股の尾びれではなく2本の足だったのでしょうか?) スターバックスの創立者の一人である、ゴードン・バウカー氏の友人、テリー・ヘクラー氏が、16世紀の木版画のセイレンを参考に考案した商標とのことです。 1992年に行われた改定で、現在のバストアップの肖像に変えられたそうです。ちなみにイスラム教圏国のスターバックスの店舗のロゴは、偶像崇拝が禁じられているためセイレンは姿を隠し、セイレンの頭上にある冠と星だけが描かれています。 ※イスラム圏国のスタバ(⇒参照:http://www.kiteya.net/starbucks/) ついでに、「スターバックス」の社名の由来のお話をいたします。 実は、この社名に決まるまで「ピークォド(Pequod)」などが、候補としてあがったそうなんですが、これはPee=お小水、quod=刑務所といった変な発音に聞こえるということで却下されたそうです。おもしろいですね。 そこで、どうせ社名をつけるなら、自分たちの故郷であるシアトルに由縁のある名前にしよう!ということになりました。 そうしていろんな名称を探して試行錯誤していたところ、前述のテリー・ヘクラー氏がレーニア山に「スターボ」(Starbo)という採掘場が20世紀初めにあったことを見つけました。 それを聞いた創業者メンバーの一人、ジェリー・ボールドウィン氏が、小説『白鯨』に出てくる捕鯨船「ピークォッド」の一等航海士がコーヒー好きで、しかも「スターバック」(Starbuck)という名前であることに気づき「これだ!」ということで「スターバックス」を社名とすることに決めたのだそうです。 ちなみに、レーニア山は、シアトルの南西80キロほどのところにある4,392メートルの山で、国立公園にもなっています。シアトルの日系人にはタコマ富士と呼ばれたりもする、ワシントン州のシンボル的な山です。 (ちなみに、レーニア山は、近頃、NPOの富士山クラブの働きかけで、日本の富士山と姉妹山になったそうです。河口湖湖畔の資料館に、その記念としてレーニア山の岩が置いてあるそうです。)こんな意外なところにも日本とのつながりがあったんですね。 ※レーニア山(タコマ富士) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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