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Salon de Ciel

Salon de Ciel

電話をかける

仕事が休みの朝。


彼から貰った電話番号を手に

私はなんど電話の前を通り過ぎただろう?

受話器を取っては置き

ダイヤルしては切り


そんな事を繰り返しているうちに緊張は高まって


やっと腹をくくってダイヤルした手は、震えていた。

「○○○号室につないでください」

呼び出し音がなる・・


「Hello?」

いかにも今、起こされた、ってな声で

彼は電話に出た。


「前に街で会ったCielだよ」


は?誰?なんて言われたら
どうしようと思っていたけど


すぐに気づいてくれた。
「Hey, it's you!!」


やった!ちゃんと覚えていてくれたんだ!


「今日仕事がないんだけど、話していたランチ、今日どうかなと思って」

そういうと

「勿論だよ!!」

との嬉しい返事。


待ち合わせ場所と時間を決めて

電話を切った私は


やったーーーー!!

と喜びの余りに家の中をぴょんぴょん跳ねまくった(笑)


ニヤニヤがとまらない。

ホストママは、そんな私を見てにやにやしていた。


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