モモ

　ガールスカウトのバザーは、その資金源。スカウトも運営員にとっても大切な行事。秋は、どの団もバザーで忙しい。私たちの団は、人数も少なく、他の団のバザーに一緒に参加させていただく。今日のバザーは、ブラウニー（小学低学年）の3人は、ボール投げのあて物。ジュニア（小学高学年）は、チョコバナナ。そして、私たちの運営委員やリーダーは、トン汁とおにぎり、ケーキやクッキー、そして、和菓子を用意した。もちろん、全て団員の手作りだ。私もそうだが、ほとんどの人が、材料費をとらないので、ほぼ全ての売り上げが利益になった。お天気もよかったので、人出も多く、用意したものは、全て完売した。嬉しい。


　他の団のブラウニーが、ブルーシートに座って、どんぐりのトトロのクラフトを作っている。


　どんぐりに白いアクリル絵具で、お腹を描いて、マジックでお腹の模様をつけ、目玉をつけて頭のてっぺんに金具がついて、紐が通してある。かわいい。目が少し離れていて、それもお愛嬌。一つ20円。二ついただいた。一年生のブラウニーは、職人のように一生懸命に作っている。それが、売れたときの喜び。そして、おとなに微笑みをくれる。天使のよう。10年前にガールに入ったとき、ブラウニーは、妖精だった。妖精の名前をつけて、娘と夢の中で活動していたことを思い出した。