お土産
早いもので、もうすぐカナダに行った娘が帰国する。待ち遠しい。ホストチェンジをしてからは、見違えるようにカナダでの生活を楽しんでいる。帰りたくなくなったようだ。日本の高校の担任の先生にメールで近況報告をしたとき、もう一年、ここにいたいと送ったら、「ダメです」と言われたと、笑う。また、大学に入ったら、留学したいという。「今度は、あんまりお金がかからないように行けるように頑張る・・・でね。。。お願があるの。帰るまでに、もう一度、トロントに行きたいの。ママとパパにお土産を買いたいから、少しだけ、お金を入れてほしいの。貯金しているお金を出してもいいから。」 はじめ頃は、まったくお小遣いを使わなかったけど、雪が溶けて、町に出られるようになると、いろいろと楽しんでいるようで嬉しい。映画も観に行っているし、英語の本も購入して読書している。日本に送る荷物(冬服や靴、本など)が、段ボールに2つ。お金がかかるから、船便にするようだ。お土産のリストを一緒に考えた。カナダといえば、メープルシロップ。入れ物がかわいい。メープルのクッキーやチョコ。パパは、カナダのビールやアイスワインが欲しいといっていたが、娘は未成年なので、購入できないという。息子には、Tシャツや財布、ベルトなど、自分が買い物に行ったときに、一緒に買っている。こんなに弟思いだった?って笑ってしまうけど、なんだか嬉しい。 ホストマザーから、長文のエアメールが届いた。私が、彼女のお誕生日にカードを送ったことと、娘に日本茶を入れるようにと、きゅうすと湯呑を送ったので、そのお礼だった。娘のことは、大切に扱ってくれ、また熱心に学校の先生とも連絡をとってくださっていて、彼女たちのおかげで、英語が上達しているようだ。途中からだったけど、最初から預かっていたいほどに思ってくださっていることはありがたかった。中でも、≪You have raised her well,Chiyomi,and you should be very proud of her.≫の一文は、私を勇気づけた。早く、娘に会いたい。「ママ、お土産は、何がいいの?」「あなたが帰ってくるだけで、充分だよ。」