新しい友
18日から、ガールスカウトの私の団のキャンプに出掛けた。 場所は、兵庫県豊岡市但東町の子ども自然村に、2泊の予定だが、私は、1泊だけ、お手伝いをした。 京都から、特急はしだて3号に乗る。電車に名前がついていると、かなり遠くに行くような気分になる。 福知山につくと、キャンプで、お世話になる但東町の川部さんが、バスを用意して、迎えに来てくださっていた。 福知山から、バスで、50分・・・。 見渡す限りののどかな風景と、目の前の山。この山の中に『子ども自然村』は、ある。 8年前に、小1の娘とガールスカウトに入って、はじめてのキャンプが、この同じ場所だった。 あの時は、私は、保護者で付き添って行き、3歳の息子を連れてのキャンプ。ひどく雨が降って、かまどが流されたり、年長部門のテントが流されたり、自然の中のキャンプとは、なんて過酷な・・・と思った。 ドラム缶のお風呂を沸かすのに3時間くらいかかり、3歳の息子と私はお風呂の焚きつけをした。息子は今でもそのことを覚えている。 田んぼの向こうから、「となりのととろ」のさなえとめいちゃんが、かけてきそうな風景は、変わっていない。なんだか、懐かしさがこみあげてくる。 キャンプ場は、古くなっているが、何もかも以前と同じだった。ドラム缶のお風呂もあった。自分たちで工夫して、何でもつくることができる。入所式に使う、旗揚げのポールがなかったので、ロープワークで、木につるして、作った。 「去年の台風で、ずいぶんと木が倒れて、近くの沢には、大きな岩が落ちてきているし、修復には、まだまだ時間がかかります。でも、ここが、そのまま残って、崩れなくてよかった。」と、村長さんが、言われた。 キャンプ場で、私の目にとまったのが、『乳母百合』、姥百合とも書くらしいが、姥は、花が咲く頃に葉が枯れるのを歯が落ちて姥というらしく、なんだか、悲しいので、私は、乳母と書きたい。 つぼみが出来た頃に歯が枯れるので、つぼみを「子ども」葉を「乳母」として、名をつけた。このほうがいい。 乳母百合は、大きくて、背丈ほどもある。百合の花のようで、葉はなく、下の方に大きな広い葉が受けるようについている。 戸隠ガールスカウトセンターで、キャンプをした時、高原に群生していたのが、印象的だった。 今年のキャンプの目的は、『新しい友をつくろう』。地元の子どもたちとの交流を予定している。 19日には、地元のこども10人が加わって、4人づつ5つのパトロール(グループ)をつくり、そば打ち体験、モンゴル館見学、天橋立見学をした。 私は、モンゴル見学まで、同行して、天橋立から、一人で帰った。 と、いうのも、但東町から帰るのには、不安があり、JRの通るところまで、バスで一緒にいくことにした。 天橋立から、フェリーにのって、帰るので、リーダーたちは、「大丈夫ですか?」と、私が迷子にならないか、心配してくれた。 「人に尋ねればなんとかなるわよ。大丈夫。」と、出発。 川部さんが、桟橋で、送ってくださった。とても優しい方だった。 新しい友 Make New Friends 新しい友をつくろう 古い友を忘れず 新しい友は銀(しろがね) 古い友は黄金(こがね)ぞ Make new friends,but keep the old. One is silver,and other gold. ガールスカウト歌集