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カテゴリ:空間認知
3歳で世界の国名と位置、首都、国旗をすべて覚え、日本の県名、県庁所在地、国定公園、海流、火山帯、川、湖、半島名を言える5歳の男の子が、岡谷市にいる。
地名だけでなく、四字熟語や九九、英語、筆算もこなし、昔の「読み、書き、そろばん」ができるマルチな才能を見せる幼児に、周囲は驚いている。 男の子は、聖ヨゼフ保育園岡谷の年中の中村人和君。2月に5歳になったばかり。 1歳のころ、子ども向けテレビ番組で英語に興味を持ち、すぐにアルファベットを覚え、色や動物の名前を英語で言えるようになった。 母親の香織さんによると、人和君が地図に興味を覚えたのは2歳のころ。 テレビの天気予報で気温情報をじっと見つめ続けていた姿から、列島の形が気に入っていることが分かった。 試しに、日本地図のパズルを購入したところ、すぐに全都道府県と県庁所在地、各地の特産品や祭りなどを覚えた。 普通の会話より早く、県名を話せるようになったと言う。 3歳前に興味は世界に移った。 世界地図のパズルを与えると、1カ月ほどで大陸名と国名、位置を覚えた。 国に首都があることを知ると、3歳を少し過ぎたころには全て暗記。 さらに国旗にも興味を示し、4歳前にはある程度の国名と国旗を一致させていた。 現在は国旗を見ただけで、国名と首都を即座に答えられる。 中央アメリカの「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」のような国名やスリランカの首都「スリジャヤワルダナプラコッテ」のような覚えにくい首都名も正確に記憶している。 自分で国旗の絵も描ける。 セルビアから独立したコソボ共和国のニュースに触れた時は「おじちゃんたちがけんかするから、また国が増えた」と話したという。 さらに、四字熟語の歌を聞いた時から、漢字に興味を持ち、本を買ってもらい掲載順に全て覚えた。 自分で「晴耕雨読」「一生懸命」「一喜一憂」などと書いて家の壁に張って覚えるだけでなく、国語辞典や漢和辞典にある漢字を写した。 熟語の意味も分かっている。 数字も99の歌のCDを聞いた時から、興味を持った。 母親から計算の方法を教えてもらうと、自分で数字を書いて筆算を練習し、繰り上がりを覚えて5桁程度の足し算ができるようになっている。 一緒に住む祖母の房子さんは「夜寝る時などには、実際にあった私たちの若いころの話や生き方の話がうれしいみたい。世の中の動きも聞きたがり、不思議」と言う。 本を読み、興味を覚えたことを手伝うぐらいで、特に変わった教育はしていないと言う香織さんは「毎日質問攻めにあって大変。私はまだ国旗が覚えられない。3度のごはんよりお勉強が好きみたい。私は勉強がきらいなのになぜかしら」と首をひねる。 普段は恥ずかしがり屋で、香織さんと一緒にいるのが大好きな幼児らしさを見せる人和君だが、国名や熟語などを思い出す時はじっと前を見据え、真剣なまなざしになる。 保育園でも物事に没頭する時の人和君の集中力に、周囲が目を見張る。 世界の国を知っている人和君は将来、「ママが行きたいと言ってる沖縄県の竹富島へ連れて行きたい」と言う。 大きくなったら「学校の先生になりたい」と話している。 (長野日報より) ---------------------- にわかには信じがたい天才少年だ。 その才能は多岐にわたるので、単純に地図や地理に特化した能力ではないものの、パズルの話などから空間認知力も高いであろうことが予想される。 国や地名を暗記するレベルであればまだしも、国旗や首都との関連づけができることや、コソボ共和国のニュースの逸話などは、地理学的な素養も十分にあることを感じる。 自分も幼稚園の頃から地図を見ていたクチだが、この少年の例には遠く及ばない(笑) 何がきっかけで地理に興味を持ったのか、それを解明するだけでも地理教育や空間認知力向上の参考になりそうだが。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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地方紙ならではの話題だなー(笑)
TVチャンピォンの小学生地理王選手権を思い出しました。 あの番組が存続してたら、間違いなく出場できたはずなのに。 願わくば成長しても今の知識レベルを保ってほしいですね。 しかしながら申し訳ない・・・発達の偏りが見られないかと、うがった見方をしてしまう私です(汗) (2009.03.26 09:51:11)
みほちんwさん
TVチャンピオンはおろか、カルトQもいけそうな(笑) 成長していく中で、おそらく自分の志向が絞られてしまうでしょうね。 どうなるのか、見届けてみたいですね。 (2009.03.26 10:47:15) |