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2011.01.09
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カテゴリ:地理
住民わずか14人という瀬戸内の小さな島に1年余り前、5人家族が移り住んだ。
島外の中学校に通う一家の長女のために、島の人たちは船会社と話し合い、1日にほぼ1往復しかない船の時間を登下校に間に合うように変えてもらった。
「子どもの声が響き、島が明るくなった」とお年寄りたちは目を細める。今春、一家に4人目の子が生まれる。

untitled.jpg

OSK201101030044.jpg

松山市の沖合約13.5キロ。
本州側と四国側のちょうど真ん中あたりに安居島(あいじま)はある。
店も診療所もなく、車やバイクも走っていない。
住民のほとんどは高齢者。漁業を営んだり野菜をつくったりして生計を立てている。

この島に岡崎俊介さん(37)一家が移り住んだのは、2009年11月のことだ。

岡崎さんは30代前半まで広島市内で居酒屋を営んでいた。
仕事に追われ、帰宅は連日午前3~4時。
子どもと過ごす時間も取れず、「老後はどこかの島でのんびりと」が夫婦の口癖だった。
将来の暮らしに思いを巡らせるうち、「すぐに移住したい」という思いがふくらみ、5年ほど前、まずは鹿児島県の離島・トカラ列島で漁師を始めた。

新しい生活には満足していたが、高松市で暮らしていた父親が倒れたことがきっかけで、親元に近い島への移住を考えた。
そんなとき、テレビ番組を通してたまたま知ったのが安居島。
内海なのに海がきれいで、のどかそうなところが気に入った。

下見に行った際、案内した松山市の担当者に2度尋ねられた。
「どんな島かご存じなんですか。本当に移住されますか」

岡崎さんには妻リカさん(37)のほか、長女瞬(しゅん)さん(13)、長男真(まこと)ちゃん(4)、次女碧(あおい)ちゃん(1歳8カ月)の3人の子がいる。
ところが、島には学校がない。

交通機関は、島と松山市北部の北条港を約35分で結ぶ1日ほぼ1往復の定期船だけ。
朝8時に島を出て、夕方4時に北条港を出るが、これだと学校に間に合わない。

島では寄り合いが開かれた。「人が来てくれるのはええ」「子どもが学校行けへんのでは大変や」。
船会社の人を交えて話し合い、朝の出航を1時間早め、帰りは30分遅くすることになった。

朝7時の出港となると、冬場は港が暗く、出航準備に手間どることもある。
早く松山市側に着きすぎて、島のお年寄りたちは、病院や店が開くのをしばらく待たなければならない。
それでも文句を言う人はいない。
「若い人が島に住んでくれるのがうれしいから、出来るだけ協力しよんですよ」と島の区長、井上三喜雄さん(87)は話す。

昨年の春先、瞬さんは1度だけ寝坊した。
その日朝7時、自宅の電話が鳴った。
定期船の船長、大内雅裕さん(49)からだった。
「出航するぞ」。
跳び起きて港に走ると、桟橋で船が待っていた。「大切な姫のための船や、待たんわけにいかん」と大内さんが笑っていた。

「陸上部に入りたい」と瞬さんは言う。
でも部活をすると船の時間に間に合わない。
不満といえばそれぐらいで、島のことが大好きだという。
「おじいちゃん、おばあちゃんのにおいが好き。お菓子くれたり、野菜くれたり、めっちゃ親切なの」

昼寝をしていた真ちゃんが家で泣いていると、自転車で通りかかった女性が「泣きよるよ」と浜辺に出ていたリカさんに声をかける。
リカさんはご機嫌ななめの碧ちゃんを女性に預け、家に戻る。
そんな光景が日常だ。
「みな自分の孫のように思っている」とお年寄りたちは口々に話す。

「ここには島時間が流れとる」と岡崎さんは言う。
潮の流れを見て漁に出る。それ以外は家族と過ごす。
そして温かく見守ってくれる島の人々――。

今春、一家に男の子が誕生する。
「島で子どもが生まれるのは、ここ20年近くなかったなあ」と区長の井上さんはほほ笑む。
赤ちゃんは、20人目の島の住民になる。

(asahi.comより)
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安居島は松山市沖にある忽那(くつな)諸島の一つ。
かつては500人以上の人たちが暮らし、漁業と「潮待ち・風待ち」の船の寄港地として栄えたという。

安居島.jpg (電子国土より)

都会の便利な暮らしに慣れた人が離島で暮らすのは大変なことだと思う。
通学や日々の買い物だって不自由だ。

それでもそこに暮らしてきた人たちがいる。
都会の生活では得られない素晴らしい体験もたくさんあるだろう。

マスコミも含め、我々はどうしても都市の論理で物事を考えがちだ。
それはもしかするとこの国が持つ多くの可能性の扉を閉ざす結果を招いているのかも知れない。

島や山村を出て都会へ移った人は皆幸せといえるのだろうか。
そうでないとすれば、何故故郷を捨てなければならなかったのか。
高度成長以降の「都市ありき」の経済構造のひずみがそこに見え隠れする。

誰もが同じ価値観を持って生きる必要などない。
地図はひとつでも、そこに描かれる軌跡はみんな違っていい。
人生にナビなどナンセンスだ。

「大切な姫のための船や、待たんわけにいかん」
これほどの愛が都会にはあるだろうか。
一家が幸せに暮らし、そしてこの子どもたちがのびやかに育つことがもしかすると日本の明日を開くことになるのかも知れない。






Last updated  2011.01.09 01:47:01
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子供5人、義母の8人家族です   さくもと さん
はじめまして。
ブログを読ませて頂きました。
移住に当たってどういう風にしたら移住に成功したのですか?
移住したいとは思いますがいくら掛かるとか、色々と知りたいです。
大丈夫でしたら仕事の話とかメールで頂けたら嬉しいです。
saulo36@au.comです。 (2020.02.05 10:23:55)

Re:子供5人、義母の8人家族です(01/09)   ちずらぼ さん
さくもとさんへ
書き込みありがとうございます。あいにく、ブログは記事の引用のため、私自身が移住を経験したわけではありません(過去に画策したことはありますが…)。
もちろん、都会で住み慣れた私たちにとって、田舎へ移住するということはそれまでの常識を捨てることでもあります。何が幸せなのかに答えはありません。仕事や子どもたちの学校、色々と考えるべきことはあるでしょう。それでも上手くいったというのが、この記事にある家族なのだと思います(もちろん地域が受け入れてくれたことも大きかったでしょう)。
移住は簡単ではありませんが、これまでの当たり前を捨てられるのであれば、やってみる価値はあると思います。


(2020.02.13 18:15:30)


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