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2012.05.22
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カテゴリ:地球科学
「このまま時が止まって欲しい。地球という天体の動きを体で感じる瞬間」――。
紀伊半島上空付近から、小型ジェット機「あすか」に乗り込んだ朝日新聞科学医療部の嘉幡久敬次長が金環日食をルポし、ツイッターを通じて実況中継した。

嘉幡次長は午前7時ごろから刻々と太陽の変化を刻々と伝えた。
高度は約4千メートル。和歌山県田辺市上空付近をジェット機は飛んだ。

「太陽は6~7割欠けてきた。辺りが暗くなってきた気がする。南から雲が出てきたので北に移動」

「じっくり見ると、太陽の明るさは均一ではないのがわかる。真ん中に比べて周辺は少し暗い。『周辺減光』といって温度と大気密度の違いから来るそうだ」

「8割くらい欠けてきた。デザイン的に美しい。輝く三日月はしなる太刀になり、引き絞った弓へと変わる。深みを増す青空。雲海も夕方の空のように灰色が増していた。辺りはたそがれ時のように暗くなってきた。9割ほど欠けたようだ」

「太陽の光の色はどんどん薄くなり、乳白色からマーマレード色に変わっていく。月が刻々と動いていくのがわかる」

そして、金環日食の瞬間が訪れた。
「真円。クライマックス。月と太陽がぴたりと重なる。1億5千万キロ離れた二つの天体の中心点を結ぶ延長線上にいるのは私だ。そのまま1分、2分、息をひそめて太陽を見続けた。完成したリングは砕けそうな細さだが、しっかりした明るさで、しなやかな金属を思わせた」

だが、輪がつながった至福の時間はあまりに短かった。「リングが崩れ始めた」というつぶやきとともに祈るような言葉がつづいた。「このまま時が止まって欲しい」

そして輪が崩れ、部分日食に変わっていく。
「太陽が厚みを増してきた。クライマックスの満足感と、ショーが終わった寂しさと。日食入りの瞬間から注目していたベイリー・ビーズは、肉眼では結局確認できなかった」

社のジェット機からは、直接インターネットへの接続ができないため、嘉幡次長のつぶやきは、航空機電話を通じて東京本社内にいる記者が書き取って、ツイッターに投稿していった。

(朝日新聞より)
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日本中が注目した世紀の天体ショー。
飛行機の中から観測というのは何ともうらやましいシチュエーション。

定期旅客便からもチャンスはあったようだが、座る席や飛行方向に左右されるので、チャーター便のようにはいかないようだ。

地上からの観測も負けていない。
首都圏でも多くの場所で観測できたようで、これほどの人たちが空を見上げた時間帯は前代未聞では?
ツイッターのTLも見事に日食で埋まっていた。

正直、個人的には「テレビで見たって一緒」程度にしか考えていなかったのだが、実際に赤いリングになった瞬間は感動した。
神々しさすら感じる瞬間だった。

それにしても観察用グラスはバカ売れ。
ちょっとした特需になった。
天体ショーもまた景気を支えているようだ。





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Last updated  2012.05.22 01:18:53
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