|
カテゴリ:地球科学
小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)の火山活動が活発になり、新たに出現した陸地が徐々に拡大していることが、海上保安庁の観測で分かった。
「島」として定着する可能性が高まる一方、「このまま拡大して西之島とつながるのでは」との見方も出ている。 海上保安庁によると、西之島周辺では火山活動が活発で溶岩が流れ出し、新たにできた陸地の幅が当初の100メートルから170メートルに拡大。 長さは200メートル、高さは二十数メートルで、今後も拡大する可能性があるという。 島になればわずかだが領海が広がるといい、同庁では「形も定まっていないため、火山活動を見守って海図に書くかどうか決めたい」としている。 東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「島になるかどうかは結果論で、監視に加え科学的な観測を続けることが大切だ」と話した。 (MSN産経ニュースより) ------------------------------ 連日注目が集まる西之島の火山活動。 新島誕生か?と期待を集めている。 当初はこれまでにもあったようにやがて沈んでしまうのでは?などと言われてもいたが、新たに出現した陸地は徐々に拡大しているようで、どうやら定着しそうな空気になってきた。 このまま新たな島となるのか、それともやがて西之島と一体化してしまうのかは全く予測がつかないが、過去にこの海域に出現した島は現在の西之島の一部となっているようだ。 野上教授が言う「島になるかどうかは結果論」というのはまさに正論で、後になって「あの時に誕生した島」ということが言えるのだろう。 その一方で、そうやって地球活動の結果として形成されたのが現在の地形であるわけで、島が定着するにせよしないにせよ、我々は地形形成のプロセスをリアルタイムで見ていることになる。 これはこれで一つのロマンではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.01 02:00:31
コメント(0) | コメントを書く
[地球科学] カテゴリの最新記事
|