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東日本大震災で被災した岩手県沿岸部の第三セクター、三陸鉄道(宮古市)は22日、2015年3月期の純損益が2年ぶりに黒字になる見通しを明らかにした。
予想される黒字額は数千万円。今年4月に全線復旧を果たしたことで観光客の利用が伸び、乗客数が前期の1・5倍の約75万4千人に上ると見込んだため。 昨年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台になって人気が高まった上に、今春の大型連休や夏休みを中心にツアー客が増加。 今後も、被災地の状況を社員らが説明する「震災学習列車」などを運行し、好調を維持したい考えだ。 (共同通信より) ------------------------------ 失礼ながら予想外の健闘という嬉しいニュース。 もちろん「あまちゃん効果」は大きい。 全国のファンの応援もあった。 でもそれ以上に、三陸を縦貫する上で三鉄が全線復旧したことそのものの効果も大きいはずだ。 そういう意味ではJR山田線の移管問題で三陸鉄道がどう出るのか。 山田線が営業再開されることで初めて鉄道で三陸を縦貫することができるようになる(BRT部分も含めて)。 縦貫できることにより訪れる人が増えることも期待できる。 今回の黒字は様々な条件に恵まれたものであることは確かだ。 ローカル鉄道をめぐる状況がそんなに甘いものでないことは三陸鉄道自身がもっとも分かっているかもしれない。 今だからこそ、次の手を模索しなければならないのもまた事実。 山田線移管問題も含めて、三陸全体を視野に入れた広域的な振興策がカギを握りそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.27 00:31:30
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