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2014.11.20
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カテゴリ:地域
今月上旬、カニや紅鮭、コンブなど北海道の特産品が並ぶ盛岡市内の百貨店。その一角の北海道新幹線を紹介するコーナーに、来店客が次々と足を止めていた。

盛岡市に隣接する岩手県矢巾町の幼稚園教諭藤原桃子さん(36)は「開業の時期や駅の場所は知らなかった。新幹線ができたら北海道が身近になりますね」と笑顔を見せた。

新幹線のPR活動が本格化したのは、駅名が決まった6月以降だ。函館市と開業時の終着駅がある北斗市が対立して駅名が決まらず、開業まで2年を切ってもPRはなかなか進まなかった。地元自治体はいま、開業機運の盛り上げにアクセルを踏む。

函館市は北関東以北の沿線都市に照準を合わせる。理由は所要時間だ。交通業界には「4時間の壁」という言葉がある。所要時間が4時間を超えると、新幹線より飛行機を選ぶ人が多くなることを指す。

国土交通省の資料によると、新幹線が開業すると、新函館北斗駅までの所要時間は東京駅からは4時間9分、大宮駅からは3時間44分。仙台駅からなら2時間37分だ。

40年以上前に整備計画が決まった新幹線の開業。函館市は「にぎわいを取り戻す大きなチャンス」(市政策推進課)とみる。

幕末に開港し、昭和初期には東京、横浜を除けば関東以北で最大の街だった。だが、1980年代をピークに人口減少が続き、今年4月には市全域が過疎地域に指定された。10月現在の人口は約27万人。市は「交流人口を増やし、街の発展につなげたい」と意気込む。

観光客数は2013年度で約480万人。開業1年目に530万人、8年目の23年度には過去最高の約540万人(1998年度)を超える550万人をめざす。

市は今年度、PRの予算として、昨年度より約700万円多い約2500万円を計上。沿線でPRイベントを展開し、ポスターを掲示するほか、今月は東北の地元紙に広告を掲載する。

木古内駅ができる木古内町は、東北最大の都市・仙台にターゲットを絞る。今夏、町名産「はこだて和牛」をモチーフにした町のゆるキャラ「キーコ」が約1カ月間滞在、夏祭りに参加したり、ラジオに出演したりした。「周辺9町の駅」と位置づけ、広域観光の拠点をめざす。

立ちはだかるのが、来年3月開業の北陸新幹線だ。東京―金沢間が約2時間半で結ばれるのを強みに、石川県は来年の首都圏からの観光客を500万人と目標設定、4年前からの倍増を狙う。官民で作る団体は今年度、首都圏へのPRに約2億7千万円を投入している。

「首都圏を捨てる」。函館市の工藤寿樹市長は10月末、来年度の開業PRについてそう語った。首都圏から金沢に向かう人が増えるとみて、PR効果を高めるため北関東や南東北にシフトさせる構えだ。

課題は内側にもある。函館市には夜景や教会群などの観光資源があるが、旅行会社にPRに訪れると「新しいものはないか」と問われることが多いという。

だが、人手や費用はあまりかけられない。そこで市は4月、明治15(1882)年の地図をもとに「古地図マップ」を作成。昔と今の町並みを比べながら町歩きを楽しめる、と好評だったという。担当者は「観光資源を掘り起こしたい」。

元JTB常務の清水慎一・立教大学観光学部兼任講師は「従来の観光資源に頼りすぎてはいけない。キーワードは『街歩き』。仕掛けづくりや街づくりを市民を交えて進めていくべきだ」と指摘する。

(朝日新聞より)
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前日前々日に続き同じテーマの記事が続いていて、新幹線開業による地域振興についての関心の高さがうかがえるが、前2回が地元の期待中心の記事の組建てだったのに対してこの朝日の記事は客観的で具体性もある。

「首都圏以外にターゲット」という狙いも面白い。
高速交通網の整備が進むということは、観光客の移動ネットワークに変化を及ぼすわけで、確かにこういうことはあるだろう。

「従来の観光資源に頼りすぎてはいけない」という考え方も示唆的。
当然だが、函館のような有名観光地ほど観光資源に頼るわけだから、そこに新しい魅力を作り出すことは簡単ではないが、確かに「古地図」をテーマにして「街歩き」を全面に出すことは効果がありそう。歴史ある街ならなおさらだ。

新幹線開業は大きな契機になることは確かだが、それなりの狙いや戦略がなければ大きな変革は起こらない。
従来からの人気観光地でもある函館がどんなコンセプトで観光客誘致を行っていくのかは興味深い。

それにしても函館が「昭和初期には東京、横浜を除けば関東以北で最大の街」という事実は恥ずかしながら知らなかった。





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Last updated  2014.11.20 08:23:44
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