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2016.03.23
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カテゴリ:地理
早稲田大学で開催されている日本地理学会へ。
公開シンポジウムの「東日本大震災での避難行動と避難生活―岩手県山田町の津波被災地での地理学的 『震災記録』―」が見たかったのだが、朝病院に寄ってから出たので残念ながら総合討論の前のコメンテーターの話からしか聞けず。

山田町も一緒に活動しており、地域を挙げて記録を残すという取組は意義深い。
さまざまな分野の現地調査や社会調査の結果を地理学的にとらえるという流れだが、若干の疑問は残った。
(途中参加で全体像が見えなかったので何ともいえないのだが)

例えば、グループは独自で避難行動や避難所の暮らし等の調査を行ったようだが、こうした調査は他にも行われていたのではないか。
岩手日報では犠牲者の行動を丹念に調査しているし、社会学系の研究者も同様の調査を行っているはず。
また、通信業者が握っている位置情報による行動履歴のビッグデータもある。
だとすれば、同じような調査を重複して行っているようなもので何とも効率が悪い。

研究者の独自の調査であったり、(企業である)新聞社や通信会社の成果であったりということで難しいのかも知れないが、少なくとも災害の調査・研究関連の目的については、こうした調査データ等を中間成果(ヒアリングやアンケート)も含めてオープン化できないものだろうか。
それぞれの研究グループが縦割りになっていることは、どうしてももったいなさを感じてしまう。
調査研究にかけるリソースの無駄に加えて、被災者もまた何度も同じような質問に答えなければならないとすればそれも残念なこと。

もちろん、地理学の研究者であれば「地理学的 『震災記録』」に拘るのは分かる。
しかし前述の行動履歴をはじめ、今時は社会調査のデータにも位置情報がついていることが多いことから、ある程度地理学的に記録されることはすべての記録の大前提になる。

こうした研究者間の垣根を低くして、貴重な成果を共有することができれば、社会への還元もより大きく、よりスピーディーになるのではないか。
そんなことを思わずにいられない。





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Last updated  2016.03.23 01:23:49
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