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2016/07/02(土)00:56

東京都の渋滞の現状をビッグデータ解析

GIS(233)

東京都様が商用車の走行データを活用し、交通渋滞を分析(富士通ニュースリリース) 富士通ら、東京都の交通渋滞をビッグデータ分析(日経テクノロジー) 富士通と富士通交通・道路データサービス(FTRD)は、東京都青少年・治安対策本部から渋滞分析調査業務を受託し、商用車のプローブデータを使って交通現象を分析するFTRDの「FUJITSU インテリジェントデータサービス 商用車プローブデータサービス」(トラックなどの貨物商用車に搭載したデジタルタコグラフから1秒間隔で集められる、精緻な商用車の移動速度、位置、時刻、X軸・Y軸・Z軸の3方向の動きに対する加速度などのデータ)を用いて交通渋滞を定量的に分析した。 建設コンサルタントである地域未来研究所の協力を得て、都内の主要道路のうち国道と都道、市の幹線道路の交差点間の平均旅行速度をGISを用いて分類し、色分けした平均旅行速度図の作成し、渋滞路線や渋滞個所を把握したほか、主要渋滞箇所433交差点の右左折直進方向別交差点通過時間(交差点手前から交差点先までの移動に要した時間)から、主要渋滞箇所別や商用車が向かう方面別の渋滞状況、交差点通過速度の低下が交通にどのような影響をおよぼすかを分析したもの。 <画像はプレスリリースより> 東京都は、都内の慢性的な交通渋滞の解消に向けて、今回の分析結果を渋滞対策箇所の選定や、対策検討などに活用していく。 プローブ情報によるビッグデータ解析が道路行政について、渋滞対策への反映という意味ではもちろん、政策に対する定量的な効果測定結果が還元されるという点でも意義のある仕組みになりそう。

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