2017/01/29(日)00:05
テラドローンがオーストラリア進出へ
テラドローン、海外進出第一弾はオーストラリア -クイーンズランド州副首相と会談実施。豪から各サービスを他国へ横展開-(テラドローン)
ドローン土木測量のテラドローンが海外進出の第一弾としてオーストラリアに子会社を設立した。
同社はオーストラリアにおいて、土木測量事業に加えてオイルガス、マイニング、鉄道の点検事業などドローンを用いたさまざまな事業を展開する。
同社はオーストラリア進出について繰り返し調査を行った結果、イノベーション推進を掲げるクイーンズランド州政府の支援もあり、同地に拠点を設立した。
現在オーストラリアでは、ドローンの規制緩和や各種イノベーション推進策が進んでおり、ドローンを用いたさまざまなサービス、製品、ソリューションを構築しやすい土壌がある。
さらに広い国土に加え、人件費が高いことからドローンをはじめとしたロボット化へのニーズがあり、競合相手が少ないといった点も大きい。
同社ではここで新たなサービスを運用し、顧客の声をフィードバックすることで、その後各国への横展開を狙う。
日本国内でもドローンを利活用したさまざまなサービスの構想は多いが、規制の影響もあり、いわゆる思考錯誤を繰り返すようなことは難しいのが現状だろう。
ドローンを用いた新たなソリューションの開発をより適した環境で行い、それを横展開することも含めて、国内にフィードバックするのは現段階では有効な手法の一つといえる。
ビジネスモデルの構築も含めて注視したい。