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カテゴリ:災害・防災
アングル:高層住宅火災で露呈、英国が抱える「貧富の格差」(ダイヤモンド・オンライン)
少なくとも17人が死亡した大規模火災が今週発生したロンドン西部の公営住宅がある一角から、徒歩で少しの場所に、数百万ポンドはする優雅な住宅が並ぶ、英国で最も裕福な通りの1つがある。 惨事との因果関係がはっきりしたわけではないが、格差が拡大する現代社会において、都市の構造という観点からも考えさせられる記事だ。 高層の公営住宅という様式自体も過密都市を象徴する居住スタイルだが、そこに防災という概念が軽視されていたことが多くの犠牲を生んだ要因であることは間違いないだろう。 記事中の地区の人の言葉の中で「どちら側の人間」という表現が出てくるあたりに、格差による都市コミュニティ分断が如実に現れている一方、火災によってコミュニティの異なる層の人々が団結が見られる点は特筆できる。 いわゆる災害ユートピアというのはこれまでも多くの例があるけれど、格差などでもともと分断されたコミュニティが災害をきっかけにどう変化していくのか興味深いところ。 被災者の今後、そして地区の再生を考えた時に、都市コミュニティのあり方がひとつのカギを握ることになりそう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.17 10:36:12
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