2017/07/27(木)01:24
建設技術研究所が法人向けサービスで内水浸水リスク情報の提供へ
「レスキューWeb MAP」での「浸水リスク情報」の提供開始について ~当社・レスキューナウ・匠技研の協力によりサービス化を実現~(建設技術研究所)
建設技術研究所は、株式会社レスキューナウと株式会社匠技研が共同開発し運営する「レスキューWeb MAP」に関して、業務提携を開始することで基本合意した。
各社が持つサービスやノウハウ、強みを活かして「レスキューWeb MAP」を通じた事業拡大を図る。
第一弾として、建設技術研究所が開発した「内水浸水リスク情報」を「レスキューWeb MAP」の新メニューとして追加する。
これによりゲリラ豪雨などの際の内水はん濫による浸水被害リスクを、250mメッシュでリアルタイムに把握することが可能となる。
メニュー追加開始は2017年8月下旬の予定
「内水浸水リスク情報」は、同社が提供する「水災害リスクアラートサービス」のコンテンツである「内水リスクマップ」をベースに開発されたもの(「内水リスクマップ」は専用webサイト「RisKma」で閲覧可能)。
いわゆるゲリラ豪雨のような局地的な雨は天気予報等でもとらえにくく、また内水氾濫に関する情報もなかなか伝わりにくいことは事実で、こうした民間のサービスが成立しやすい領域ともいえる。
建設コンサルタントである建設技術研究所が法人向けサービスに参画するのは意外にも思えるが、防災分野での実績を考えればこうした選択肢はあってもいい。
BCPやリスク管理は企業にとって不可欠なものになりつつあるだけに、今後の市場拡大を視野に入れる。