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ちずらぼのちずらぶ

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2017.08.12
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カテゴリ:地理
11日は地図学会の巡検「水際から見る東京の川と地形」に参加。
巡検、といってピンとくるのは地理や地学をやっていた方々だけかもしれない。
他の分野ではフィールドワークとか、最近はやりの街あるきなどもこれに該当するといっていいかもしれない。

とはいえ今回の巡検は基本的には船に乗って運河や川から「水目線」で東京を再発見しようというもの。
歩かない巡検というのは珍しいかも。

10時半過ぎにスカイツリー前に集ったころには空模様が怪しくて、ぱらぱらと雨のようなものが落ちたりもしたが、結果的に本降りになることはなかった。
チャーターした船は屋根がないので雨は困るし、かといって真夏の太陽の下というのも熱中症との戦いになるので、この日の曇り空というのはある意味理想的だったといえる。



船はおしなり公園の船着場を出るとしばらくは後進(北十間川はこのあたり川幅が狭く船が転回できない)し、横十間川とのT字交差で転回してここから南下する。
満潮は過ぎたものの、水位はやや高めで橋が低く感じるのが面白い。



総武線のガードをくぐる。
ガードを下から見上げる機会もなかなかない。



さらに南下、小名木川クローバー橋で西へ曲がって小名木川に入る。
ほどなくこの日のメインイベントともいえる扇橋閘門の通過。
この閘門より東側(つまり我々が進んできた側)は周辺がゼロメートル地帯ということもあり、水位は低く調整されている。
一方西側は隅田川に直結するため、水位が高い(というかこちらが標準の水位)

信号が青になるのをしばし待つ。
閘門の中からの排水が見える。
水門が開き信号が青になるのを待って閘門に侵入する。
上がった水門からは水が降り注ぐのでみんな一斉に傘をさす。

閘門内に入ると船は一旦停止。
後方の水門が閉まると、注水が始まり見る見る水位が上がっていく。
この日は1.5~2mくらい上昇した。
そして前方の水門が開き、船は閘門を出ていく。
例によってみんなが傘を開く。
まるでパナマ運河のようで(笑)なかなかできない体験だ。
東京ではここと荒川ロックゲートだけだという。







その後新小名木川水門の手前の桟橋に停泊しての昼食休憩。
みんな思い思いに深川の街に出て好みの食事をして1時間後に再集合して出発。
水門を越えて隅田川に入って北上する。
それまでが狭い運河だったのでやたら広く感じる。
すれ違う船も大型の水上バスになった。



両国ジャンクションの下をくぐり、柳橋から神田川に入る。
小松屋さんの桟橋に立ち寄って、主による謡の披露と名物の佃煮の販売が入る。
このあたりは江戸情緒たっぷり。



その後は西へ向かい、秋葉原で昭和通りや新幹線をくぐり抜けて、万世橋や総武線・中央線のクロス、聖橋(残念ながら工事中)の下で丸ノ内線をくぐり、本郷台地を開削したあたりを通る。
このあたりは音が上から降り注いでくる感覚が面白かった。











水道橋を抜けて東京ドームの横を通り、中央線をくぐって日本橋川に入る。
ここからは首都高速の下を進むことになる。
俎橋までは橋が連続する区間。
普段よく通る場所だが川面から見上げると違った景色になる。

再びJRをくぐり、工事中の常磐橋を抜け、一石橋で左へ大きくカーブを切って進むとほどなく日本橋。
日本橋は上の首都高速を取り払う話が進んでいる。
賛否両論あるが、首都高速がある日本橋の姿もまた一つの東京の景観だとあらためて思った。



クルーズはここまで。
これまで隅田川の水上バスこそ乗ったことはあったが、運河や神田川、日本橋川などは初めてだったので、普段見ることができない東京の一面を見れたことに大満足。
ひとつ新鮮だったのは、川辺や橋の上で見ている人たちが、ほぼ例外なく手を振ってくれたこと。
震災後の三陸鉄道で沿線の人たちが列車に向かって手を振ってくれることが話題になったが、大都会東京でもそうした光景が普通に見られたことはちょっと嬉しかった。





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Last updated  2017.08.13 02:17:08
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