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ちずらぼ@ Re[7]:日航ジャンボ機墜落から29年(08/13) 仙台の竹ちゃんさんへ ありがとうございま…
仙台の竹ちゃん@ Re[6]:日航ジャンボ機墜落から29年(08/13) ちずらぼさんへ。 はい、そうです。 因み…
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仙台の竹ちゃん@ Re:日航ジャンボ機墜落から29年(08/13) 初めまして、仙台の竹ちゃんです。 あの時…

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空間認知

2017.07.30
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カテゴリ:空間認知
家の中で迷子? 地図アプリやナビがあっても道に迷う人たち(しらべぇ)

ツールが向上しても方向音痴は改善しないというちょっと興味深い記事。

アンケートの項目が適切かどうかはさておき、色々と見ていくと面白い。
「よく道に迷う」人について、男女比についてはこれまでもさまざまな検証がされているが、ガリ勉タイプが多いとかは意外性がある。
インスタグラマーやリア充については、そもそも相関をとるのは無理があるように思うが…

家の中で迷子になる話はなかなか笑えるが、あながちない話でもない。
よくあるケースとして、大きめの居酒屋などでトイレに立って、自分の席に戻ろうと思ってわからなくなるパターンは多くの人が経験しているだろう。
これは別に酔っているからというわけではなく、もしかすると「まあわかるだろう」という過信がありながらも、実は店の構造が複雑であるというギャップが原因であることが多い。

もうひとつよくあるのが、大きな施設の駐車場で自分の車を停めた位置がわからないというもの。
これは多くの場合、駐車場は画一的でランドマークが少ないことに起因する。
最近はエリア記号や番号などで区別するなど工夫もあるが、わからないときはそれすらも覚えていなかったりするものだ。

我が家の近隣には東京競馬場があるのだが、ダービーなど大レースの日には駐車場がいっぱいになるため、近所の家が自分たちの敷地を開放して臨時駐車場をやっていることから、そこに停める人も多い。
ところが正式な駐車場と異なり、案内看板もなく、路地を入った場所にあったりで、自分がどこに停めたかわからなくなってウロウロしている人は案外多い。

これは方向音痴というのとはちょっと違うが、場所を記憶するというのは案外難しいものなのかもしれない。






Last updated  2017.07.31 00:27:33
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2017.02.06
カテゴリ:空間認知
研究結果:ナビを持ったままだと方向感覚が鈍る(ライフハッカー)

国内外のいくつかの研究で、ナビに頼ることで空間認知力が低下するという結果が報告されているという記事。
感覚的には以前から言われていたことだが、複数の研究で同じような結果を示しているのは興味深い。

「精神的な松葉づえ」というのは上手い表現だと思うが、人は何らかの道具に頼ることで、ある部分の能力を省力化しているわけで、GPS機器やナビゲーションは空間認知力の省力化を司ることになる。
もちろんだからこそ便利だともいえるわけだが。

人間の未来において空間認知力がどれくらいの意味を持つのかはわからない。
ただ、道具は上手く使ってナンボであって、依存するのが必ずしもプラスとは限らない。
便利さもほどほどにというところだろうか。






Last updated  2017.02.06 23:14:03
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2016.06.13
カテゴリ:空間認知
日本の住所はわけがわからない!? 不規則な番地に困惑する海外出身者 欧米では「道+番号」(BLOGOS)

日本と海外の住所標記の違いについての記事。
日本=街区制、海外=ストリートアドレスという図式については周知の事実だろう(日本式だった韓国が2014年にストリートアドレスに改めたことは知らなかった)。
日本の地図やナビがガラパゴスと言われるのも、実はこの住所方式の違いによるところが大きい。
また、そのことが海外の地図・ナビメーカーが日本市場に入りずくしているともいえる。

日本の住所制度は確かにややこしい。
外国人に限らず日本人でも混乱をきたすケースがある。
その一つの要因が「住所」(住居表示)と「地番」の混在だ。

地番は土地の登記に使われるもので、土地の権利を表すためのものといっていいだろう。
規則的に並ぶわけではない上に数字も大きくなりがちで、さらに分筆の度に枝番が増えるなど複雑極まりなく、少なくとも任意の場所を表す方法としては不親切であることは間違いない。
住所と異なるのは住居ばかりでなく農耕地や山林も地番がある点で、現在でも都市部以外では地番をそのまま住所に充てている例は多い。

一方都市部では1962年5月10日に施行された「住居表示に関する法律」を基にした住所表記(住居表示)が一般的だ。
もともと郵便物を配達しやすくすることを目的としており、道路等で区切られた街区に規則的に街区番号を付与し、その中にさらに規則的に住居番号を与えている。
これがいわゆる「住所」と認識されているものである。
ただし住居表示が実施されている地域であっても、不動産の登記はそれまで通りの地番が使われるため、住居表示実施地域では住所と地番が並行して別々に存在するということになる。

難点としては住居表示の実施に伴い古い地名(字名)が消されたり、自治体が住居表示台帳と土地台帳の2種類の台帳を管理しなければならないことなどが挙げられる。

さらに、住居表示を実施せずに地番整理で対応する自治体もある。
これは従来の地番を規則正しく整理する方式で、表記は住所表示と似ているが住居表示法に縛られないことや、登記上の地番と住所が一致する形で整理されることが特徴。
ただし住居表示ほど明確なルールに基づいた規則性はない。
ちなみに筆者が住んでいる府中市はこれに該当するので、我が家の住所は整理地番ということになる。

このように、日本の住所表記はさまざまな方式が並立しており、そのいずれもが地域を面で区切る形になっている。
いわゆる街区方式による住所表記がもともと登記上の地番がベースになっているからこそということはこれで理解できる。

ではこうした住所表記の違いによる混乱は方式を改めることで回避することが可能なのだろうか。
率直に言ってそこには大きな疑問がある。
なぜならばこの違いはある意味空間認識の方法の違いに繋がるものであり、文化の違いと位置づけることもできるからだ。

例えば、記事にもあるように日本では道路名のプライオリティは低い。
多くの人は道路名を知らない(興味がない)。
そもそも道路管理上のID的な位置づけの道路番号以外は意味を持たないため、道路名はあくまでも通称名に過ぎないという感覚が一般的だろう(それでも街道名などは使われる頻度が高いが)。
逆に、おおまかな場所を示す上で住所の町名や字名は日本人の空間認識の中でそれなりに役割を果たしている。

こうした違いには地図にも如実に表れる。
海外の地図は道路のデザインが線を太らせた形のものが多いのに対して、日本の地図での道路デザインはいわゆる道路縁が表現されていることが多い。
これは住所が街区制であることと無関係ではないだろう。
地図において、海外の都市地図では道路名の注記がびっちり描かれており、日本人からするとうるさく感じる。
しかし海外の人にしてみれば日本の地図は町名や街区番号がうるさいということになるのだろう。

分かりにくいとされる日本の住所表記だが、ストリートアドレス方式とどちらが優れているかは簡単には論じられない。
制度を変更することは簡単ではない上に、変更は人々の空間認識そのものに影響を与えることにもなり兼ねない。
個人的には日本は日本の社会に適した方法でやっていくことでいいのではと考えている。
IT全盛の現代であれば外国人に分かりやすくするには別のアプローチもあるだろう。
むしろそうした情報サービス(住所検索やナビゲーション)の充実や街中のサイン等の工夫で現在の方式のまま分かりやすさを追求することを目指すこともおもてなしの一つの方法なのではないか。









Last updated  2016.06.13 15:07:50
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2015.11.15
カテゴリ:空間認知
消費者がスーパーで行う買い物の7割は、来店前に計画されたものではなく、店内で決定されています。したがって、店舗環境がその決定に与える影響は大きく、買い物客がそれをどう捉えているかを知ることは小売業者にとって重要です。

そうした買い物客の知識のひとつに、メンタルマップがあります。買い物客が頭の中で描く地図のことです。認知マップとも呼ばれます。さまざまなメンタルマップがありますが、今回はスーパーのメンタルマップについて考えたいと思います。誰でも、自分がよく利用するスーパーについては、どの製品カテゴリーが店内のどこにどれぐらい置かれているかなど、だいたいのレイアウトを地図のように記憶しているでしょう。これがメンタルマップです。

メンタルマップは心理学や地理学における人間の空間的挙動の研究で古くから分析されてきており、消費者行動研究でも店舗メンタルマップの存在をかなり前から認識しています。

たとえば、ソマーとイーケンスは、スーパーの買い物客に対してさまざまな製品カテゴリーの陳列場所について尋ねる調査を行い、内側よりも外側の通路にある製品カテゴリーのほうが、利用頻度が低い人よりも高い人のほうが、そして大きいスーパーよりも小さいスーパーのほうが、より正確なメンタルマップが形成されることを明らかにしています。

また、グロエペル=クレインとバートマンは、買い物客の移動を時計回りに誘導するレイアウトと反時計回りに誘導するレイアウトを持つ2つの日用雑貨店を比較し、前者のレイアウトのほうがより詳細で正確なメンタルマップが形成されること、特定の方向への向きやすさやバリューフォーマネーについての買い物客の評価が高いこと、買い物客の支出がより多くなる傾向にあること、および特定の製品を効率的よく見つけられる買い物客が多いことを明らかにしています。

日本ではスーパーのレイアウトを反時計回りにしているところが多いですが、この結果からは時計回りのほうがよいことが示唆されています。これまで、反時計回りのほうがよい理由として、買い物客の多くが右利きであり、右利きの人は右側志向になるため、反時計回りのほうが歩きやすくなるという考え方が採り上げられてきました。

しかし、この研究の説明によると、右利きの人が反時計回りに移動すると、右側(壁側)の陳列ばかりに注意が行きやすくなるのに対し、時計回りに移動すると右側(店の内側)だけでなく左側(壁側)も見るので、より多くの商品に注意が行きやすくなるのです。

なぜ時計回りでは壁側を見るようになるのかという疑問に対しては、壁には保護的な役割があるので、人間は安全性欲求から壁を確認する傾向にあるためと説明しています。レストランで食事をするときに、中央よりも壁側の席に座りたいと思うのも、この考え方で説明できます。時計回りのレイアウトは一考の余地があるかもしれません。

いずれにしてもメンタルマップを持っている買い物客は、入店するとこのマップを想起し、マップ上のどの売り場から買い物を始め、どこの通路を通ってどの売り場へ移動し、どの売り場を最後にどの辺りのレジで支払いを済ませるかといった、だいたいのルートをただちに決めます。当然、不要な売り場はそのルートから外されます。

ただし、店内が混雑していたり、特別な陳列やイベントがあったりすると、そのルートが調整されることもあります。初めて訪れる店ではこうしたメンタルマップが存在しないので、時間をかけて店内のあちこちを移動することになりますが、何回か利用するうちに形成されてきます。そうなると、その店での買い物という行為はその買い物客にとって効率性の高いものになるのです。

スーパーは、商品の陳列場所を移動するという「レイアウト変更」をときどき行っています。しかし、それは買い物客にとってメンタルマップが使用できない不快な出来事になってしまう可能性が高いことに注意するべきです。スーパーでの買い物の多くは日常的な行為であり、関心が低く、ときには面倒に感じるものです。できるだけ時間と労力をかけずに終えたいと思っている買い物客はかなりいます。

普段から買い物している店舗のレイアウトが変更になったところで、新鮮さや新奇性が感じられることはほとんどありません。なぜなら、商品そのものが入れ替えられるのではなく、商品は変わらないまま売り場が移動するだけだからです。買い物客は、買いたいものをウロウロしながら探さなければならないことにイライラするだけなのです。

アメリカでも、買い物客に「買い物でイライラさせられることは何か」と尋ねると、決まって「店内の商品の場所が変わること」という答えが返ってくるそうです。いつものメンタルマップが使えれば精神的にも余裕があるので、周辺の商品にも目を向けやすくなり、より多くの商品を買うといったことが起きてきますが、レイアウト変更はそうした機会を減らしてしまうのです。

ファッション商品のように、季節ごとに商品自体が大きく入れ替わる場合にはレイアウト変更は効果的ですが、年中同じような商品が並べられているスーパーでは勧められません。レイアウトを変更するなら、今までとは異なる雰囲気の売り場をつくり、買い物客に新しい売り場になったと感じさせ、楽しい気分でメンタルマップを更新させることが必要です。そうすれば、買い物客のその売場への関心も一層高まることでしょう。


(Business Journalより)
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興味深い考察。

人間の屋内においての空間認知は、初めての場所であれば各種サインが頼りになるが、行き慣れた場所であれば経験から脳内に地図として蓄積され、それを参照する形で行動することになる。
スーパーやコンビニのように日常的に訪れ、なおかつある程度訪れた際のルーチンがあるような場所は特にその傾向が強い。

こうした商品の陳列については、レイアウトも考えられているはずで、かつて高度成長期にデパートが家族連れを一旦上層階の食堂に上げておいて、そこから下りながらゆっくり買い物をさせるような導線を描いていたという話を聞いたことがある。
記事にある時計回り反時計回りの話や壁の効果については知らなかったが、人間の行動にそうした心理的な作用があることは十分に理解できる。

ドン・キホーテやユニクロなどでは頻繁にレイアウト変更を行うスタイルを採っている。
これはお客さんに店からの商品提案を示すことには有効である他、お客さんを迷わせながら魅力的な商品を見せることで、予定外の商品を買ってもらって売り上げを伸ばす効果もある。
ただしこの方法は非日常的な買い物であることや、価格が相場に比べて安いこと、さらにはお客さんが店内を回遊することに楽しさを感じるような空間であることが求められる。

一方のスーパーマーケットやコンビニは、恐らく多くの人が毎日訪れる極めて日常的な空間であり、購入する商品も日々の生活必需品であり、買い物自体がルーチンになっているという前提がある。
それゆえにレイアウト変更がお客さんのストレスにつながる、という解釈ができる。

さらにいえば、日常の買い物は必要があることで脳内に地図が蓄積されるが、非日常の買い物はそれを必要としない、もしくは無い方が楽しめるということなのではないか。
だとすると、間接的に地図そのものがストレスを生んでいる、という微妙な解釈も成り立つのだが…






Last updated  2015.11.16 01:46:04
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2015.03.20
カテゴリ:空間認知
お花見や歓送迎会など、何かとお酒を飲む機会が増えるシーズンだが、かなり泥酔してもちゃんと家に帰ってきた体験を持つ人も少なくないのではないだろうか。また、眠った状態で辺りを徘徊する夢遊病者の多くは、壁や障害物にぶつかって怪我をしたりはしないという。これは一体どうしてなのか? 最新研究でその謎が明らかにされようとしている。

昨年のノーベル生理学・医学賞はなんともセンセーショナルな"脳内GPS"の発見に与えられたことは記憶に新しい。受賞した神経科学者のジョン・オキーフ氏らの研究では、マウスを使った実験で、脳の細胞のある部分に、まるでGPSのように自分が今どこにいるのか、どこへ向かっているのかを把握し、記録を残す機能があることが解明されたのだ。

具体的には1970年代から行なわれてきた実験で、マウスの脳内には特定の場所にいるときだけ活性化する「場所細胞(Place cell)」と、今まで訪れた場所を六角形で繋ぎ、その中心にいる時に活動する「グリッド細胞(Grid cell)」があることが発見されたのだ。この2つの脳細胞は互いに結びついており、それによりマウスはあたかもGPSの位置情報のように現在自分がいる場所を把握し、それに基づいて進むべき方向を判断しているということだ。

そして、これに似た働きをする脳細胞は人間にもあると報告され、この働きがいわゆる"脳内GPS(内在GPS)"と呼ばれノーベル賞に輝くことになった。泥酔してところどころ記憶が飛んでいながらも(汗)、ちゃんと家に帰ってこれるのは、きっとこの"脳内GPS"のおかげであることがきわめて濃厚になったのだ。

ノーベル賞から半年も経たない先頃、酩酊状態どころか睡眠状態でも"脳内GPS"が活発に働いていることを証明する研究が発表された。

3月2日に「Nature Neuroscience」に発表された論文では、ニューヨーク大学神経科学部のジョージ・ブザキ教授が率いる研究チームが、マウスの脳内にまるでコンパス(方位磁石)の針のような働きを行なう神経細胞(head-direction neurons)があることを主張している。「HDニューロン」と名づけられたこの神経細胞は、その個体が進むべき方向を決めるいわば"舵取り"の役目をしているというのだ。

「一見、脳の単純な機能である"舵取り"をする動作、つまり今いる空間でどちらをを向いたらいいのかを決める"方向感覚"を、今回の研究を通してより詳しく知ることになったのです」(ジョージ・ブザキ教授)

このHDニューロンは脳の視床前背側核と海馬台後部領域にあるのだが、マウスが目標に向かって適切な方向に進んでいるときに活発に働くということで、まさに車のナビゲーションシステムのような役割をしているという。そしてさらに驚くべきは、このHDニューロンは、眠っているときでも活発に動いているという。そうであれば確かに、夢遊病者が障害物にぶつかったり道に迷ったりしないことの説明にもなる。だが、実験に使ったマウスをはじめ、我々の大多数は眠っている間に歩いたりはしないだろう。ではなぜ、睡眠中にもこのHDニューロンが活動しているのか......?

2年前に行なった実験で、既にマウスの睡眠時の神経細胞の活動が確認されていた。この時の実験を引き合いに出してブザキ教授が立てた仮説は、睡眠時に"脳内地図"を"アップデート"しているというものだ。眠っている間に、今日一日で新たに認識したことや体験した出来事を"脳内地図"に書き加えて最新の状態にすべく"アップデート"を行なっているというのだ。このため、睡眠時でも活発にHDニューロンが活動しているのだという。まさに刻々と変化する道路事情に対応する最新型GPSカーナビのような機能を脳はもともと持っていたことになる。

この研究は、初期のアルツハイマー病にあらわれる方向感覚障害などの治療法をさぐるものとして期待されているが、その過程で様々な実験の可能を秘めているという。たとえば脳への刺激によってまるでリモコンのようにマウスをコントロールしたり、脳の電気信号を読み取ることで事前に行き先を予測したりする研究が考えられているということだ。近い将来、休日に出かけようと思っている場所が脳波測定で簡単にバレてしまったりも......!? 

(BIGLOBEニュースより)
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酔っ払っている人の帰巣本能は本当に不思議だが(笑)脳にナビゲーション機能があるとすれば納得できる。

場所細胞やグリッド細胞の存在は、脳内で地図が描かれる仕組みとも関係しているようだ。
空間認識や方向感覚には個人差があるものだが、それもこれらの細胞に依存するのだろうか。

また、睡眠時に脳内地図がアップデートされるという仮説も面白い。
日々の体験で地図が書き換えられていくのだとすれば、なるべくあちこち動いた方がいいのだろうか。
自分の行動一つで脳内地図の精度が上がるのであれば、日々脳内マッパーとして情報を収集するのだけど。

ただしこの細胞が悪用されると怖くもある。
それこそリモコンのようにコントロールされたり、行動が丸見えだったりというリスクはありそうで、あくまでも平和利用(笑)を心掛けて欲しいと切に願う。






Last updated  2015.03.20 01:47:17
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2015.02.13
カテゴリ:空間認知
金沢工業大学工学部情報工学科中沢研究所は10日、脳波を使い、利用者が頭の中で目的地を指定するだけで、自律的に移動する車いすロボット制御システムを開発した。

これまでも脳波で操作する車いすはあったが、前進や方向転換といったことを逐次指定するインターフェイスだったため、利用者の負担が大きかった。

今回開発したのは、方向ではなく目的地を指定するインターフェイス。システムにはあらかじめ、施設内の地図と複数の目的地が記されており、目的地に振られた数字を頭に思い浮かべると、脳波センサーがそれを読み取り、後は車いすがセンサーで周囲を読み取り、障害物を避けながら自律走行する。脳波の読み取りにはディープラーニングを用い、脳内に描いた数字を区別している。

今後は精度を上げるとともに、医療現場での実証を行なう。

(PC Watchより)
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福祉の現場でロボットが活躍する機会は増えているが、脳波で目的地指定による自走は画期的。
地図と数字を介したインターフェイスは利用者側にも車椅子側にもシンプル。この辺りが成功の大きな要因なのかも知れない。

需要は高そうだが、操作そのものを思い浮かべる従来のインターフェイスと異なりロボット側の負荷は大きい。
誤作動のリスクが高いだけに実証実験を繰り返して精度を上げたいところか。

それにしてもすごい技術だと思う。






Last updated  2015.02.13 01:43:54
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2014.10.27
カテゴリ:空間認知
ロンドン大学のオキーフ教授らの研究チームに、今年のノーベル医学生理学賞が贈られることが発表された。ひとの脳には方角や位置を認識して、自分の位置を割り出すGPSのような機能があることを発見したからだ。

GPS機能の正体はグリッド細胞と呼ばれる部分で、移動すると活性化される細胞も変わり、位置の変化を教えてくれる。グリッド細胞の研究が進めば、アルツハイマー病などでみられる徘徊(はいかい)の治療薬が生まれる可能性もあるのだ。

ひとの位置情報は脳の海馬(かいば)と周辺皮質が受け持ち、位置、方向、距離の3つの情報から処理される。携帯電話やカーナビのGPSは人工衛星との通信で北緯/東経を割り出す「絶対的」な座標なのに対し、人間には衛星の位置はおろか地磁気を感じる仕組みはない。

つまりGPSとは表現されているものの、正確には「記憶を積み重ねて現在の位置を知る仕組み」と表現すべきだろう。たとえば一定の距離を進み、90度右折する。これを4回繰り返せばもとの場所に戻れるのは当たり前の話だが、移動経路が複雑になると記憶しておくのは至難のわざだ。

そこでグリッド細胞と呼ばれる部分が脳内で地図を描き、過去にいた場所や進んでいる方向を把握しているのだ。

グリッド細胞は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームによって発見され、格子(こうし)状に位置を把握することからその名がつけられた。つまり方眼紙のうえに印をつけるような仕組みで、スタート地点やいまいる場所の地図を描き出しているのだ。

自分が移動するたびに活性化されるグリッド細胞も変わり、合図を発してくれる。複数のグリッド細胞が共同で作業するため、精度の高い「地図」作りが可能なのだ。

グリッド細胞の研究は、アルツハイマー病などによる徘徊(はいかい)の特効薬になる可能性を秘めている。

認知症と健忘症(いわゆる物忘れ)は混同されやすいが、

・認知症 … 思い出せない、自覚がない

・健忘症 … 思い出せる、自覚がある

が異なり、認知症は文字通り「認識する能力」が弱まり、思い出す以前に、イベントが発生した時点から「記憶されない」状態となっている。これが徘徊の原因のすべてではないが、直進した、あるいは左折したなどの履歴が残らなければ、脳内での地図も描けない。

この原因として、グリッド細胞をはじめとする空間認識に問題があると考えられている。つまりはグリッド細胞の全貌がわかれば、徘徊の治療法が見つかる可能性が高いのだ。方向オンチと混同されがちだが、個人差はあるものの、多くはトレーニング次第といわれている。

「男性のほうが方向オンチが少ない」と言われているのは、原始時代に遠くまで狩りに出かけることが多かったからと考えられているものの、現代においてはまったくの誤解と呼べるレベルで、性差以上に個人差が大きい。とはいえ、迷子になる率はグリッド細胞の影響かもしれないので、特効薬が誕生するのを期待しよう。

(日刊アメーバニュースより)
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ヒトの空間認識のメカニズムに迫る研究だ。

空間認識をグリッド細胞が掌るもので、その処理の良し悪しが空間認識力を左右するのだとすれば、苦手と思っている人でも訓練次第でいかようにもなりそう。
薬はともかくとしても、いわゆる方向オンチ解決のヒントも今後出てくるかもしれない。

認知症による徘徊が「思い出す以前に、イベントが発生した時点から記憶されない状態」というのも興味深い。
記憶されないのだから思い出すも何もない。「忘れている」わけではないのだから。
そうであれば記憶に履歴を残す何らかの支援ツール(?)があれば解消することもあり得るわけだ。
要介護者がますます増えていく社会を考えれば、重要なソリューションの一つになるのかも知れない。

それにしてもヒトの脳も空間情報をグリッドで読んでいる、というのがなんだかGIS的で面白い。






Last updated  2014.10.27 00:50:18
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2014.07.28
カテゴリ:空間認知
GPS機器メーカー〈Garmin〉(ガーミン)がカーナビの利用に関する調査を行った。
イギリスでの調査ではあるが、身に覚えがあるという方も多いのでは?

今や10人に1人がカーナビに頼りっきりで、3人に1人は普通の地図を見て走ることができないと認めている。
それだけカーナビに頼っているにもかかわらず、5割に当たる人たちがソフトを1度も更新していないのだとか。

そのせいか、3人に1人は道に迷っても(プライドが邪魔をして)人に行き方を尋ねることができない、4割に当たる人が「道に迷っても恥ずかしいので認めない」と回答しており、その傾向は男性のほうが高くなっている。

3人に1人は方向をめぐってパートナーとしょっちゅう喧嘩をしていると回答し、男性の約3割は、そうした争いを避けるため、あるいは自分のナビスキルでパートナーを感心させるため、カーナビをこっそり調べていたのに、それを言わない、「調べてないと」と嘘をついた経験があると答えている。

また「こんなカーナビはいやだ」というわけで、イライラする声のトップに輝いたのは「母親」、続いて「パートナー」を挙げる人が多かった。キャメロン首相の声もランクイン。

ちなみに、好ましい声としては、俳優ベネディクト・カンバーバッチの名が挙がっている。

(IRORIOより)
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海外での調査結果だが日本でも状況は層変わらないのでは。

地図を読めない人が増えているとすれば、「読む必要がない」ことも一因かもしれない。
これまでのカーナビに加えて、スマホのナビが一般化したことで歩く時にも地図を見て探す機会は大幅に減った。
これは乗換案内の普及で時刻表を読む必要がなくなったことと似ている。

といいながらこの調査結果で興味深いのは、多くの人がナビに頼りながらも「道を知らないことはプライドに関わる」とある種の後ろめたさを抱いていること。
裏を変えれば地図を読めることが人として備わっているべきスキルであることを意識していることになる。

「カーナビに頼っているにもかかわらず、5割に当たる人たちがソフトを1度も更新していない」というのも面白い傾向。
地図を読まない人ほど地図が更新されていることの重要性を軽視しているというのはある意味当然の結果かもしれない。

最後に触れられているナビの音声案内の件は、声をサンプリングすれば色々なパターンができるわけで、有名人であれば声を売るビジネスが成り立つ可能性はある。

このまま時代が進むと地図を読める人も希少種になってしまうのだろうか。






Last updated  2014.07.28 01:28:16
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2014.02.22
カテゴリ:空間認知
米Google(グーグル)は、コンピュータービジョン技術をスマートフォン(スマホ)で活用・推進するプロジェクト「Project Tango」を発表した。

同社のAdvanced Technology and Projects(ATAP)グループが推進しているもので、「人が空間や動きを理解する能力をモバイル機器に与えることが目標」(ATAPグループでProject Tangoを率いるJohnny Lee氏)。

Project Tangoにおいて、Googleは5型のディスプレイを備えるスマホ型の試作機を開発した。
機器の位置および向きを検知しつつ、周辺環境の3次元モデルを生成できるハードウエアとソフトウエアを備えたと説明する。

140222.jpg

Googleが公開した動画によれば、通常撮影用の400万画素のカメラに加えて、(1)動き検知用のカメラ、(2)距離画像センサー、(3)2倍の(処理性能を持つ)コンピュータービジョン用プロセッサー、を備えるという。

この試作機はAndroid(アンドロイド)OSが動作し、JavaやC/C++言語で書かれたAndroidのアプリケーションソフトウエアが位置、向き、距離のデータを取得するための開発用APIを実装している。
ただしGoogleは、「Project Tangoはモバイルプラットフォームで何ができるのかを模索することに集中したものだ。現在はAndroidの一部ではない」と説明している。

Googleは試作機を200台製造し、屋内ナビゲーションやマッピング、物理空間を使うゲーム、センサーデータを処理する新しいアルゴリズムなどの開発プロジェクトに割り当てた。

「我々が考えたことがないアプリケーションのためにも試作機を残しておいた」(同社)とし、この試作機を使って新しいアプリケーションを生み出す開発者をProject TangoのWebサイトで募集し始めた。
2014年3月14日までに試作機を配布する予定だ。

(日本経済新聞より)
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精度や分解能はともかく、現在では測量レベルで実現しているような技術がスマホに搭載されてしまうのは驚きだ。

技術開発には「人間の能力で可能なものを代用するもの」と「人間ができないことを実現するもの」があるように思う。
前者はワープロや自動食器洗浄機など、後者では飛行機が代表例だろう。

記事のプロジェクトは「試作機を使って新しいアプリケーションを生み出す」こと。
人間が本来持っている空間認識能力をスマホで再現するという意味では前者になるが、その後のアプリの開発次第では後者へ発展する可能性も秘める。
どんなアプリが出てくるのか、これはかなり期待している。






Last updated  2014.02.22 11:57:47
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2013.12.06
カテゴリ:空間認知
地図の読解にはふたつの能力が関与しており、それらは個人によって大きな差があることが、オレゴン大学の研究者らが進めている研究で明らかになった。
読解能力が簡単にわかるテストも紹介。

あなたもたぶん、知り合いのなかに、「地図が読めない人」がいるだろう。
あるいは、あなた自身がそうかもしれない。

オレゴン大学の地理学者エイミー・ロッベンは、義妹が「地図が読めない人」だったために、このテーマの研究を始めた。
「地図が読めない人」について研究することで、誰にとってもわかりやすい地図表示方法が開発できるのではないかと考えたのだ。

「地図の読み方やその能力は非常に測定しにくいものだが、人間の脳内ではあらゆる興味深い活動が起こっている」と、ロッベン氏は話す。

ひとつは、目の前にある路上の視点から、地図の鳥瞰視点に見方を切り替える能力だ。
ロッベン氏は、コンピューターを使ってこの能力を測定するテストをいくつか考案した。
あるテストでは、地図と、地図上の一地点を写した路上写真を被験者に見せる。そしてふたつの方向の矢印を示し、地図上ではそのどちらが写真撮影者の向いていた方向に一致するか(あるいはどちらも一致しないか)を答えさせる(以下の画像)。
このテストは、実際の地図読解能力の予測に非常に有効であることが明らかになったと、ロッベン氏は話す。

perspective.jpg

それを検証するテストでは、数百人の被験者を知らない場所で下ろし、現在位置を地図で示して、そこから地図上の別の地点までたどり着くよう指示した。
移動中はGPS装置を使って、被験者のたどる経路を追跡した。

コンピューターを使ったテストで好成績を上げた被験者は、目的地に直行するルートをたどり、短時間で到着する人が多かった。
一方、成績が悪かった被験者は、より頻繁に立ち止まり、より曲がりくねったルートをたどる傾向を示した。

もうひとつ個人差の大きい地図関連能力は、メンタルローテーション(頭の中で物体を回転させる能力)だ。

rotate-maps.jpg

標準知能テストを受けたことのある人なら、ある図形を見て、それが他のふたつの図形のどちらと同じか答える問題をご存じだろう。
この問題が難しいのは、最初の図形を頭の中で回転させなければならないところだ。

ロッベン氏によると、この能力が高い人は、地図を見る際に、常に北を上にする傾向を示したという。
一方、この能力が高くない人は、地図を回転させ、常に自分の進行方向を上に向ける傾向を示した。

しかし、だからといって後者の地図読解能力が劣っているわけではない。
「どちらの戦略も有効だ。人間は自分の能力を補うために、いろいろな戦略をとる」とロッベン氏は話す。

さらにロッベン氏は、fMRIスキャンを使って、メンタルローテーションや視点切り替えが得意な人と苦手な人で、脳活動に違いがみられるかどうかを研究している。
まだ分析途中ではあるが、特にメンタルローテーションに関しては興味深い違いが見られるという。

例えばロッベン氏らのチームは、場所(風景)の画像に対して選択的に反応するとみられる脳の領域、海馬傍回場所領域(PPA)が興味深い活動を示すことに気づいた。
このPPAは、部屋や街路、有名なランドマークなど、さまざまな場所の写真を見たときに活動が高まることが知られている。

この領域の研究はまだ予備的段階だが、ロッベン氏らのチームは、PPAが航空写真には強く反応しない一方で、一部の地図には反応を示す傾向を明らかにしている。この
結果は、脳が風景を場所として認識する仕組みの手がかりとして、神経科学者の関心を引く可能性がある。
一定の縮尺レベルが関係しているのか、どれほど抽象的なものまで認識可能なのか、といった関心だ。

ただしロッベン氏自身は、PPAの活動それ自体についてというよりは、「PPAと地図読解能力の関係」に、より大きな関心を抱いている。
どのようなデザインにすれば、使いやすく、直感的に理解しやすい地図が作れるのかが問題意識だからだ。

「わたしが目指しているのは、簡単な認知テストを行って、その人がうまく目的地に到達する上で本当に必要なものは何かを判定し、それに基づいてナビゲーションシステムを個別化することだ」とロッベン氏は話す。
わかりやすい例でいうと、スマートフォンで表示する地図を、メンタルローテーションが得意かそうでないかによって、北が上で固定するか、常に地図を回転させるか、個別に設定できるようにするといったことだ。

助けになりそうな方法としてロッベン氏が提案するのは、画面の拡大・縮小によって路上視点から地図視点へとなめらかに切り替わる機能や、ユーザーの現在位置と進行方向を、丸や矢印で地図上に示す機能だ。

(WIREDより)
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なるほど、地図が読めないとうことを科学的に考えたことはなかった。
でも得意な人と苦手な人は確実にいいるわけで、それが何に因るものかを知るのは地図をつくる上で本来重要なこと。
ところが地図を読める人は読めない人のメカニズムも気持ちも分からないし、逆もまたしかりだ。

そんな中で、本文中にあるテストはなるほどな、というものだ。
特に路上視点から鳥瞰視点への変換は大きな影響を持つかもしれない。
これはまさしく目の前のリアルワールドを抽象化する行為。

メンタルローテーションの得意不得意はカーナビのいわゆるノースアップとヘディングアップの選択にも現れる。
カーナビのデフォルトはヘディングアップだが、慣れている人は(地図に示されていない目的地やランドマークなど周囲との関係がつかみやすい)ノースアップの方がむしろ見やすい傾向がある。
ただしメンタルローテーションが不得意だからと言って「地図が読めない」ということではない。

そして「PPAと地図読解能力の関係」は非常に興味深い。
もともといい地図は景観を脳内で再現させるようなものだ。
これは地図が図式やデザインに大きく依存することでもある。

ロッベン氏が目的としている「ナビゲーションシステムを個別化」については、他の多くのサービスと同様、今後進んでいくことは間違いないだろう。
そこに連動・付帯した新たなビジネスも登場するかもしれない。

しかし個人的にはむしろこうした科学的分析から「どうしたら地図を読めるようになるか」を指向したい気がするのだ。






Last updated  2013.12.06 00:44:09
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