2010.08.01

「ヒロシマ被爆地図」

カテゴリ:GIS
広島が原爆で壊滅した5日後の廃虚の航空写真と現在の地図を重ね合わせ、現存する建造物などを表した「ヒロシマ被爆地図」を、原爆資料館資料調査研究会メンバーの竹崎嘉彦さん(52)が制作した。
地理情報システム(GIS)を駆使し、爆心地から半径約2キロに及んだ全壊全焼の地域に焦点を当て明示した。
全容は中国新聞のホームページに掲載している。

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地理学が専門の竹崎さんが、広島大原爆放射線医科学研究所に在籍していた2002年に米国立公文書館から入手した米軍撮影の航空写真を基に作成した。

1945年8月11日に高度約7500メートルから撮られた廃虚の精細な画像(1枚は約23×46センチ)をデジタル化。
GISを使い、緯度と経度を与え、国土地理院発行の「数値地図2500(空間データ基盤)」の座標と重ね合わせ、廃虚に現在の町丁界や街区を表した。

さらに、広島市が96年に刊行した「ヒロシマの被爆建造物は語る」などを参照しながら、現存する建造物や学校・団体が建立した慰霊碑、モニュメント、原爆被災説明板の設置場所を確かめ、計111カ所を記入。
推計死没者は45年末までに13万~15万人に上り、爆心地の半径2キロ内で4万3340戸の全壊全焼をみた原爆の威力と悲惨さを伝えている。

(中國新聞より)
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今年もこの季節がやってきた。
唯一の被爆国である日本が発信する反核のメッセージ。
伝え続けることはとても大事だが、どう伝えるのか、ということも重要なテーマだ。

GISでの原爆研究の第一人者である竹崎氏。
しばらく鳴りをひそめていたが(笑)やはりきっちりやってくれた。

彼が作る地図がいつか世界中に広島からのメッセージを届けてくれることに期待する。
いつか、必ず。





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Last updated  2010.08.01 01:22:37
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