NEWSはウチに秘めたもの
一昨日15日金曜の夜のテレ朝の歌番組あたりを源流に、どうもスポーツ紙がにぎやかだ。もちろん、ことの発端はNEWSメンバー飲酒で無期謹慎、フジ菊間アナらも処分へということらしい。代表記事として、筆者の住んでいる地域では買えないこちらを引用させていただく。サンケイの身内CXの社員が関わったとはいえ、事実を客観的に報じている。もっとも、彼女のレギュラーであるこの番組、筆者はもとからマイナーチェンジ前の、あの視聴者を見下したような「~と心得よ」とほざくナレーションに嫌悪感があった。また、取り上げられた素材がコンビニで手軽に入手できる食材だったりすると、その当夜以降猛烈に単品量販が上がるというシナリオが定着してしまい、ヨーグルトぐらいならまだしも、昨今の心太に至っては、いまだに品薄状態が続いているのである。有力なアイテムの場合、コンビニ各店にはこの番組の事前情報が配信されることもあり、さしづめコンビニ販促番組という側面が否めない番組である。クライアントが、これまたコンビニとの蜜月の象徴のようなこの商品であるからして(こちらでの痩身効果は私もあったが・汗)、どうにも歯がゆい。そもそもこの時間帯は、名人劇場でよかったはずである。まぁ心太はカラダにいいとしても、過去に放送されたにがりは単なる下剤に過ぎないので柴田某女史はゴールデンタイムに恥を晒す結果になり、にがりの不良在庫が残ったコンビニもあちこちに散見される始末。おまけについ先日、活性酸素もこのように老化とは無関係だと発表された。あるあるどころか、ナイナイである。改編後は堺正章氏司会でゴチバトルなどどうだろう。他局だが。特別ゲストには、ユウキ氏(元EE JUMP)やあびる優女史も呼んではどうだろう。冗談はさておき、上段はいずれもオンエア後の研究発表であり、一概に番組制作側を責めるわけにはいかないが、あの番組は研究者にも視られていることは事実。実際に研究してみて事実無根が立証されるぐらいなら、いっそ番組ごとなくなってしまえ!とさえ思うのが私の主観だが、結果的にかのアナウンサーが自ら自粛せないかん事態になっている。ここまで書いてきたけれど、残念ながら彼女の話は、実はマクラに過ぎない。彼女のボーカル参加した才色兼備なるフジテレビアナのコラボレーションCDも、あるにはある。しかし今回は芸能人の未成年飲酒事件でコトがオオゴトになっており、かのタレントのファンサイトのBBSやブログは大変なことになっている。私だって、(当時西加茂郡の)藤岡町某所にて高校2年の時にビール大瓶4本ほど飲酒したこともあるし、新宿歌舞伎町で未成年に飲酒をススめ、帰途の小田急の車内で彼が大変なことになったこともここで白状する。しかしすでに私も彼も成年して15年経ったから時効だ(←なんて身勝手な!)。問題は、芸能人である身上にもかかわらず、やはりコトが発覚してしまった後のことを考えつつ行動がとれなかった彼自身に、一番問題がある。せめて、酔っても笑い上戸ならまだマシだったのにというブログも見たが、そもそも、公園で暴れるほど飲むとは将来楽しみだ・・などと言っておれぬ話。コンビニの客で一番招かれざる客ベスト1こそ、酔って悪態つく客だというのは身に沁みて実感しているからだ。ちなみに強盗はどうかというと、カネだけ持ってさっさと逃げるという条件でなら、ヒトに危害を加えないだけまだマシなのである。ともあれ、新曲発売直後のトホホなプロモーションになってしまった。貴方だけテッペン昇って、どうすんの・・・?ちなみに新曲発売というタイミングでの事件といえば、安室奈美恵女史のシングル"RESPECT the POWER OF LOVE"(AVDD20315)発売直後、実母が身内に殺害されるというシャレにならないプロモーションを思い出してしまった。こんな私は、やはりナナメでしか事件を斬れないダメダメブロガーである。『約束』、読まなきゃネ・・・(このブラックアウト、PCでごらんの方は、マウスを左クリックのうえドラッグされた殊勝な方です。ケータイからご覧の方は容赦なくテキストが見えてますね・苦笑)。SMAP吾郎クンの不祥事もまだ記憶に新しいジャニーズ。そんなジャニーズのCDの中で、避けて通れないレアトラックが、これだ。TITLE:WAZA WAZA/雨になりそうさ (もちろん両A面ではありません)RELEASE:19??/??/??CD NUMBER:VDRCD025LABEL:VIS A VIS ("ビザビ"と読むようです)ACQUISITION(入手容易度):no starsSTUPIDITY (バカバカしさ):☆☆CURIOSITY (ヘンテコ度):☆☆☆☆誤植でもなんでもない。新光ゲンジである。ここでポイントなのは、ゲンジがカタカナである点だ。もちろん、全員元ジャニーズ事務所所属である。裏ジャケには"7人のヒーローが登場!!"とも。当時の7人の平均年齢は19.4歳。今回話題のユニットはというと18.8歳。だからどうしたということではないが、眼光鋭いこのジャケット写真に、謹慎少年同様「若気の至り」という諺が脳裏をよぎる。このシングルの話をする際に、カップリング収録の『雨になりそうさ』の作曲も担当し、かつこの光Genjiのパチモンもとい新光ゲンジの7人を集めたといわれる北公次氏の著作である『光GENJIへ』という本の話を避けて通ることはできない。実際に私は読んでいないが、要は少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所にいるアイドルたちに送るメッセージということである。ショタコンとかやおいとかいう少年趣味を意味する言葉は実際にゲイの知人から教わったキーワードだが、否、かのジャニー喜多川氏の力眼なくしてはあのタレント群を発掘できなかったのも、認めざるを得ない事実である。男性アイドルといえば、他にはこちらも飲酒がもとでの事故で謹慎となったメンバーのいるDA PUMPや、北公次氏出身の和歌山に本拠を置くWINDSとはまったく無関係の若手のw-inds.を擁するこちらの事務所ぐらいしか思いつかないが、男性専科で寡占化しているのはジャニーズ事務所と言い切っていいだろう。WINDSと区別するべくw-inds.表記となっているケースと同様、新光ゲンジも音(おん)だけで聞いたら、光Genjiとほとんど区別できない。しかし、このジャケ写は強烈だ。一目見て、本家ジャニーズとは異質なオーラを放っている。なんといっても中心のメンバーが持っている火祭り刀?はインパクト絶大。ディープなジャニ専(=ジャニーズ専門、の意。モーニング娘。ヲタクの"モーヲタ"のようなもの)に向けて、およそ発信しているとは思えない。そんな何かカルト思想さえ思わせるこのシングルであったが、実際に試聴したところ、かなり粗末なレコーディングクオリティにとどまっており落胆させられた。わずか3分弱の1曲目、WAZAというコトバが30回もでてくるが、イントロからして抵抗ノイズみたいなのがノッかっており、早くも落第点。そもそも光Genjiがヒットしていた頃の80年代終盤のJ-POPのトレンドともかけ離れすぎた60~70年代のGSを思わせるようなサウンドであるからして、何をもって「新光ゲンジ」の主張がこのCDに存在するのかということを見いだすことすら困難を極める。単に電話しただけの安易なアイデアに過ぎないが、ジャニー喜多川氏本人の声による留守電のアンサホンを2曲目のアタマに持ってきたギミックは笑える。後述する親父譲りで英語も堪能である(多分)。インディーズ、おまけにレンタル(されていたというだけでも驚愕だが)中古を50円でゲットしているが、発売日はおろか定価までまったくわからない謎のCD。いまさらWAZA WAZAそこまで知ろうとも思わないが、事務所通いしてた出入待ち専門級のマニアでも、そんなに所持しているとは思えない(かつ、さほど価値もない)CDと言い切ってしまおう。とはいえ、某有名オークションサイトでは出品アリ!(2005/07/17現在)まさに"NOW,GET THE CHANCE!@●藤家の食卓"的好機といえよう・・・、ニン!っと紙切れ引き出せば(←わかるヒトだけ反応してネ)、実はNEWSもコンビニ最大手セブンイレブンのみでの独占発売という異例なケースでインディーズデビューしていた、とカンペに付記が。ザンザンッ(←またしても、わかるヒトのみ)。さてジャニーズといえば光Genjiに限らず、男闘呼組、平家派、(少年)忍者、そして最近の"嵐"に至るまで、和風名付けへの回帰がしばしばみられる。TOKIOとて表記はローマ字だが、意図するところは同じとみなすことができる。これについては、[著述業]という肩書きで知る人ぞ知るJ-POP評論の権威・宝泉薫(ほうせんかおる)氏によると、米国で布教活動をしていた仏教僧を父親に持つとの記述があり(『音楽誌が書かないJポップ批評4』より 1999年刊)、そうした背景が和風ネーミングへの影響していないとは言い切れないだろうが、やはり彼の少年趣味の由来を証明するには到底至らない。それに、かの事務所を批判したところで、女性週刊誌編集部としては百害あって一理もない。メディアにおけるジャニーズ批判は、ジャニーズ事務所との訣別そのものを意味する。すなわち「アンタの雑誌(局)で、SMAPも関ジャニも、何もかも取材(活動)させてやんない(怒)。」ということになるのは自明だからである。SMAP吾郎クンの時もなぜか及び腰だった女性週刊誌出版元(特に●●館とか●●社)は、かの事務所(の社長)に対して戦々恐々なのは想像に難くない。だからこそ、あのような不祥事があったことにより、女性週刊誌がどんなキャプションでジャニーズを料理するかが、実は私にとっては見ものなのである。ニュースの真理は、その内に存在するのである。そして、この番組も。ネタが似ているという偏見で、こちらもちょっと、苦手です・・・。(7/17 16:51 ←度重なる記事最終補追)