きょう、古希かはたまた喜寿かという女性のお客様がたまたま私の担当するコンビニを訪れ、NTTの一般加入電話の公共料金の払い込みをされていかれた。帰りしなに「ここでは、携帯電話の払い込みは受け付けとらんのかぇ?」と訊くので、もちろん可能であることを伝えると「あの・・・新しく出たねぇ、あのカンタンな携帯。あれなら私も持ちたいと思うだけんど、銀行引落しにせい、ってうるさいんや」とボヤキはじめた。要するに携帯電話の通話料といえども手許に領収書が欲しいということらしい。各キャリア(携帯電話事業者)にしてみれば、振替のほうが料金の取りっ逸れがないし、それに伴う手数料収入とかあってメリットも大きいので、両方の言い分はよく理解できる。
私のトコの場合、日々の売上金も振込手数料から免れるべく郵便局に営業日は毎日毎朝振込みをするのだけど、そういえば年金やらなにやら、引き出して手許に現金を置いておきたいのはご年配の方々の性分なんだろうか?それとも銀行振替を信用していないのだろうか。そういえば、年始向けの両替で別の金融機関に行った時も、高齢の男性が「この“ボーダ・・”、って何だっ!」とかいいながら行員に食ってかかってる光景を目の当たりにしたけど、行員も心得たもので「あぁ、ケータイ電話料金ですよぉ」なんて余裕かましてる。振り込め詐欺という呼称が定着してきたとはいえ、身に覚えのない請求に敏感になってきている証拠かもしれない、実際には「身に覚えがあるはず」なのだが、そこは“老人力”というコトバでフォローしようではないか。だからといってはナンだが、老齢の方には請求書が来たほうがホッとするのかもしれない。
それにしても「あのかんたんなケータイ」、と女性が言われた端末は、話を聞いた限りではおそらく
これ。いろいろ聞く限りでは確かにご高齢の方の認知度も高く、「これなら持ちたい」というリアクションは
こちらから参照してもらえるが、まだまだ普及率は伸びるのかもしれない。需要の掘り起こしを図ったツーカーさんには素直に拍手だが、もっとも東名阪以外では販路がないというのも欠点。ドコモはFOMAで
こうした端末を出しているし、かつてのボーダフォンがJフォンだった頃には
こんな携帯も出していた。
正直言えば、ツーカーの新シンプル端末も、プリペイドで出せば先のご老婦のようなちょっとした悩みも解消できるのだろう(先の例でいけば、NTTの電話は持っているわけだし)。しかし12/27からは販売方法が変わってしまいFAXで個人情報を各キャリアに送信しないとプリペイドであっても回線は開通しない。FAXの手続きなど加われば、かえって老齢の新規ユーザには不親切すぎる。何とかならないものかな、と考えさせられる一日であった。