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カテゴリ:日記でない日記
真夜中すぎに、ケータイ電話が鳴る。
コンビニでの仕事柄「担当店舗で強盗」などといった場合を除けば、まずこんな夜更けに起こされることなど皆無だが、その夜は違った。 「もしもし。」 「あ、ごめぇん!ほっけちゃぁん?ちょっと質問なんだけどぉ」 電話口の声はほろ酔い加減のようだ。めったに電話をよこしてこないアイツからだ。 「竹内まりやの『駅』を最近カバーしてたのって誰だっけ?」 これが電話でなかったらブン殴ってやりたいところである。 昨日の日記でもカバーアルバムの話を取り上げているが、この質問の答えは中澤ゆうこであったのでそれを伝えると、 「ありがとぉ~!助かったょ!じゃ。」 もう時計は午前2時を回ろうとしているというのに、こんなクダらんことで起こされてはたまらない。 昨夜は、遠路津まで足を運んだ。 岐阜から三重へ転職して7年余りか。その知人が33歳の誕生日会をやるという。知人とは、さっきの深夜のくだらない電話をよこしてきたおっさんのことである。その電話も、もう3年以上前の話だ。 私とトシが近い、いいトシこいた独身のおっさんがナニをいまさら「お誕生日会」だ!という気がしないでもなかったが、鍋を囲んでの「新年会」だと勝手に解釈すればいい。 近鉄津新町駅から程近い会場には、職場関係者を中心としたメンバーが30人近くいただろうか。女性も結構いる。 宴もたけなわ、誕生日プレゼントで贈呈されたビキニのプリントされたジョークエプロンを身に着け、名産品を手にさらに大盛り上がり。グルメで饒舌な彼の場合、いちいち貰い物に解説なんぞして、ウケまで取ってやがる。いい年齢コイた誕生日会、なんて言ったけど、こんなに大勢が参加して盛り上がれるなんて、やっぱ人徳なんだなと思う。すでにあの深夜の電話のことはもうなんとも思っていないけど、それを許せるのも彼の人柄の為せる業だ。 二次会はカラオケ屋に行くという。 私も久しく歌ってなかったしご一緒したかったが、次の日はすでに予定が入っている。それも茨城だ。 バスはこの日記でもときおり触れているが、今晩はこのまま鳥羽が始発の夜行高速バスで池袋へ抜けることにしている。名古屋まで近鉄で出て新幹線で、とも思ったがまだバスに残席があったしホテル代も浮くので即決した。 後ろ髪を引かれる思いで津駅へ。すこし羨ましさを覚えた夜だった。白子をすぎたあたりですでに眠っていたようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 25, 2005 09:37:22 PM
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