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カテゴリ:いまむかCD
さて、いよいよ消費者金融系CMソングCDも第3回目であります。
(あらかじめお断りしておきますが、このステータスは2/10に初記載しております。) もちろんここで取り上げるのは、杉真理プロデュースの辰田さやかでも、はじめての鈴木くんでもありません。ちなみに『鈴木くんと佐藤くん』という名の箱スナック菓子がありましたが、製造元のエスビー食品ではすでにスナック菓子の製造すべてを1年半ほど前に打ち切っています。5/8チップはウマかったんだけどなぁ・・・。まぁ、そんなウンチク話は置いといて、そんなフツーのポップスを取り上げたって、面白くないでしょ? そんなわけで、今回のは「はじめての鈴木くん」の会社の、前の作品でした。 TITLE :ドッキンNightにラララDance ARTIST :SPACE ALL STARS RELEASE:1997/10/22 CD NUM :DXDL13 LABEL :RED+PEPPERS/DAIPRO-X (DIST. by Victor Inc.) ACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆ STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆ 今やすっかり育児番組の顔となっているセイン・カミュが扮したユニット"SPACE ALL STARS"のデビューシングルです。当時はこのテの自動契約機にやたらと安っぽい商標をつけたがる傾向がありました。今やちょっぴり後ろゆびを指されつつも市民権を得た感がありますが、北朝鮮戦勝利の余韻に浸る日本国民に声を大にして言いたいのは、 「いくら日本代表の監督でも、所詮 ひとりででき太ですから~」 ジーコジーコ・・と人形のねじ巻きを世界で一流のサッカー選手(当時)にさせて、どうしてこうも日本企業はCMで外人にダジャレを言わせたいのだろうと日々アタマにキていた当時、このガイジンのCMははっきりいって斬新でした。 なんで地球寄って、よりによって街金で金借りるんだ?とか、宇宙からやってきて与信は通るのか?とかジャンプ放送局のTVいちゃもんの如く、重箱の隅をつつける余地があるのもご愛嬌。「くだらないのだけど、面白い」のが一番なのです。「どんなモンタナ」とか「かっこインテグラ」とか、もうダジャレはたくさんです(確かにそうだけど、ネタが古過ぎないか?>私)。 さて楽曲の方ですが、嘉門達夫さんを手がけた新田一郎さんのプロデュース。この曲に限ったことではないのですが、和久井映見のCMも懐かしい、The真心ブラザーズの唄った「サントリーモルツ」などにも代表されるように、あらかじめサウンドロゴや商品の連呼されるパートのみが15秒もしくは30秒のみのカタチで先行してデキあがっている場合が多く(広瀬香美女史の『ロマンスの神様』もこのケースと同じといわれます)、あとからAメロBメロを作って楽曲の形を整えています。先出鈴木くんも同じでしょう(多分)。 これを単なるCMソングとして終わらせず、一曲の作品としてCD化するには、ものすごいエネルギーとすこし余分な制作費を必要とするわけで、それだけでも努力賞モノです。ただし、どうしても(ここ、大事→)捨て曲になりやすいと個人的には思うわけです。このシリーズの初回最後のくだりで"ダンサーズのアレは取り上げない"と記述したのですが、アレは楽曲としてのクオリティがすでにクライアントのイメージを美化させて余りあるから(早い話が大ヒットしたから)なのです。この『ドッキン~ラララ~』にしても、ABメロはおそらく後付けでしょうが、ホーンセクションなどは意外にカッコよく仕上がっていて(ほっけはホーンアレンジに弱い)なかなかだと思うのです。でも売れんわな。 でもこの人ら、調子こいてアルバムまでこしらえちゃいました。 上の画像が、翌月に発売されたアルバム『STAR SHIP』のジャケットであります。ここまでデキ太らジーコ監督もビックリでしょう(ただしコチラは1人ではなく3人ですが・汗)。「企画モノの醍醐味」とは、某出版サイトの批評。まさしくその通りでしょう。おそらく、入手はあらゆる手段で容易と思われます。すでに私も某サイトにてお取寄せ中です(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 13, 2005 10:21:19 AM
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