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カテゴリ:文科省未検定「新しい旅行」
今日を限りに県営の小型機専用の空港となる、名古屋空港。
思えば、飛行機デビューはいきなりの海外。しかも、シンガポールと香港だった。コンビニ加盟店のオーナー夫人を引率する海外研修への同行である。 もちろん名古屋空港からの出発であった。旅といえばそれまで鉄道ばかりだったのが、それ以降しばしば飛行機を利用するようになっていった。バーゲン価格などを上手に利用すると、今まで鉄道で出かけていたのが阿呆らしくさえ思えてくる運賃設定が、そこにあった。九州や北海道などは、鉄道を絡めた周遊きっぷに往復いずれかで空路を利用できるので、上手に両方のおいしいトコ取りができたのもうれしい。 あれから8年。この名古屋空港が国際空港としての役割にピリオドを打つが、私は航空マニアではなく、どちらかといえば鉄道&バスが私の"専攻"である。 よって今日から明日にかけては、この日記では初めての時系列ドキュメントタッチ形式で空港アクセスとしての路線バスに入り浸ってみることにする。いわずもがな16日は「さよなら、名古屋空港アクセスバス」の日でもある(実際にはそうではないのだが)。 8:30 金山駅着。 なぜココかというと、駅南口のホテル「グランコート名古屋」から名鉄バスセンターを経て名古屋空港へ向かうのである。この便がホテル発のいわば"終便"である。と同時に、名鉄バスセンターを途中経由地とする路線も今日を限りに消滅するのだ。出発が9時ジャストのため、駅ビル2階のロッテリアプラスで朝食。 9:14 名鉄バスセンター着。 バスは金山から伏見通を経て、若宮大通(100m道路)からはいつものバス通りへ左折、名古屋高速白川入口を右手に見ながらバスセンターへ。ほぼ定刻どおり到着。 ここからは、この日記でもたびたび登場していただいているETOKさん(HPはこちら)も"参戦"。実は彼も金山からご一緒いただくつもりだったのだが、バスセンターまでのバスの到着が30分も遅れたため、金山へは電車で向かっても間に合わないということで止む無く断念となった。どんなバスに乗ってきたかというとこれ。このバスもこの日を限りに廃止された、空港バスの間合いに運用される定期の路線バスである。伊勢山西とは名古屋空港からわずかに2つ手前のバス停だ。私もこれにはぜひとも乗りたかったのだが、夜勤明けで7時過ぎに豊山へ着いておくのはムリなので私はそちらを断念した。フツーは頭にも浮かばないし、しかも運用上バスカードさえ使えないこういうバスにまでチェックをいれておくというのはHP管理者として頭の下がる思いだ。 9:50 名古屋空港国内線到着。 定刻に到着した国内線だが、ターミナルとしての最終日ということもあって、ロビーは大混雑。次は10時発のJR名古屋駅広小路口ゆきだ。この名称も今日限りなのだけど、実は17日以降も「名古屋駅マリオットアソシア前」として存続する(ただし本数は毎時2本から毎日8本のみに激減~しかも早朝深夜のみ~に激減である)。 ビックカメラ向かいのホテル壁面にはデカデカとライバル会社の広告が。 10:55 ビッグカメラ名古屋駅西店そば。 今日は何度空港を往きつ戻りつすることになるのだろう。次は11時15分発の「名古屋駅新幹線口」を発地とする名鉄バス運行の名古屋空港ゆきだ。 この系統は、今後物議を醸しそうな気がしている。というのも、JR東海バスはセントレア開港後は「名古屋駅新幹線改札前」発で新たに路線を開設するからである。さらに追い討ちをかけたのは運賃設定で、当初名鉄バスは1100円であったのをJR東海バスが1000円にマークダウンして申請したため、名鉄バスも対抗してきた経緯がある(←あ、JR東海バスと名鉄バスが逆だったかな?)。しかし、どう考えても名鉄バスには不利だ。こんなことならバスセンターから出発させておいたほうがいいかもしれない。栄オアシスからも空港バスはあるが、少なくとも名駅側は 「名古屋駅ビックカメラ前」とでもしたほうがよいのではないか(←ついでに運賃もビックポイントに還元だ!、といいんだけど・・)。17日に述べることになるが、これは利用客には詐欺である。 11:50 名古屋空港国際線到着。 名古屋高速道路上にある、唯一無二のバス停「高速黒川」を経由したこのバス、当然乗車はない。この停留所も廃止である。 こんどの空港ゆきでは、終点である国際線まで足を伸ばす。無料の空港内シャトルバスにもグルグルと乗車し、つぎは12時40分発の新岐阜ゆき空港バス。ここで質疑応答。「名鉄がダイヤ改正したのに「新岐阜」でいいのか」とはスルドい質問。でも、大丈夫。岐阜バスのバスターミナルはまだ新岐阜ですから。いずれ改称する予定があるとのこと。それにしてもこの路線、所定では68分かかるそうであるが、この運転士57分で走りきった。まったく高速道路を利用せずに10分以上縮める妙技はすばらしく(ただし名岐バイパスはかなりアグレッシブなドライヴィングであった)、まさにGifu Bus Qualityとでもいうべきか。明日からこの運転が見られないと思うと、少し惜しい気もする。 12:38 名鉄岐阜駅。 これぐらい速いと、岐阜から名古屋空港への所要時間はミュースカイによる岐阜とセントレア間のそれに匹敵するので、常滑沖まで出ると不便になるという尾張名古屋地域の利用客の気持ちもわからないではないが、まぁ決まったものは仕方がない。このあとは電車で一宮へ移動し、一宮駅から名古屋空港を目指す。 私は今回3日間バス電車の利用ができるフリーきっぷを用いているので、もちろん空港バスも乗り放題である(一部除外あり)。相方のETOK氏はすべてバスカードを現金支払いであるようで、ちょっと気の毒である。一宮では食事休憩後、15時発の空港ゆきに。 16:00 再び名古屋空港国際線。 四日市からの三重交通バス。すでに「中部国際空港」の文字が伏せてある。 このあと東岡崎まで戻って、1日1本の"東名旭経由"名古屋空港ゆきへの乗車も考えたが、今日はこの辺で終了。一日で十分に6千円のフリーパスのモトを取ってしまっている。 私の予想通り、今日が非番という運転士さん達やバス好きの仲間も空港に集結。空港に来る輩は、何も航空マニアばかりではない(笑)。もう言うまでもないが、みなさんたちと飲み会と相成ったワケである。 18:40 名古屋市内某所 ジンギスカン焼肉で打ち上げ(飲んだのは私だけ)。しかしこのあと少し困ったことになっている。 まったくホテルの空き部屋がないのだ。 おそらく明朝開港のセントレアの関係者や取材陣による"占領"と思われる。空港内はもちろんのこと、近隣常滑のホテルにとどまらずに名古屋市内のホテルはことごとく断られた。ツインのシングルユースに空きはあったものの、軒並み"5ケタ"で予算オーバー。 明日に向けてこれからどうするか・・、箸もアタマも回りっぱなしの夕食であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 20, 2005 02:00:06 PM
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