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カテゴリ:文科省未検定「新しい旅行」
23日は30ン回目の誕生日。
よくラジオ番組で「私の誕生日を祝ってください」とか投稿しているのがいるが、私はそういうのが大っキライだ。ましてや「2歳になるウチの○○ちゃんの誕生日です♪」って投稿はもっとダメ。たとえば嫁さんからトラッカーのダンナへとか、娘へ「高校入学おめでとう!」とかいうのなら許せるが、そもそも2歳のコドモがラジオ聴いて解るんか。だったら、あんぱんまんマーチでもリクエストするのがスジだろう。 もっと言えば、ラジオネーム(ペンネームってもう死語かな)で「○○ちゃんパパ」とかいうのは、投稿者の後頭部をスリッパではたきたくなるほど嫌悪感がある。ラジオで親子の絆を確認するってのはおおげさだろうが、ラジオ投稿歴16年の私に言わせれば、ペンネームにヒネりがなさすぎる。そういえば、消しゴム版画でおなじみだった今は亡きナンシー関女史も同じようなコトをおっしゃっていたが、そんな罰当たりなことをいうから夭折してしまったのか。私もまだ独身であるし、発言には注意しないと後から刺されるかもしれぬ。 まぁ毒を吐くのはこれくらいにして、今日から2日間は今月一杯で廃止の決まった信南交通の郊外路線を乗り納めしておこうと、この日記ではすっかりおなじみ?のETOK氏に同行する予定であったが、彼の仕事の都合で1日延期になってしまった。幸い私は3連休なので問題ない。むしろ25日にかかるということは万博シャトルも試乗できそうだ。でも、今日1日ポッカリと予定があいてしまった。 明朝わざわざ岡崎まで寄り道してもらうのも彼に悪いので、今日は飯田まで前乗り(前泊)しておこうと決めたのだが、フツーに飯田駅前まで特急バスで行ってビジネスホテルに泊まるというのも味気ない。 そこで、ここに電話を入れてみた。 長野県下伊那郡天龍村平岡。JR飯田線平岡駅併設の温泉宿泊施設である。突然なんですが、今晩一泊空いてますか?と聞くと「よろしいですけど・・」と物好きな客がおるな、というニュアンスがバリバリ伝わる雰囲気で受け付けてくれた。一泊朝食つきで7500円とちょっと。普段利用するビジホよりは少し高めだが、普段と違った雰囲気での宿泊は、誕生日の自分へのご褒美だと言い聞かせればいい。翌朝も飯田ゆきの電車は通勤路線ほどではないが、そこそこある。私はフロントに「次の豊橋からの特急で行くから」と告げた。 伊那路号の自由席でさっそく一杯。豊橋ならヤマサの豆ちくわ。わさび漬け付なのがいい。 豊橋まで名鉄で出て、そこからは特急「ワイドビュー伊那路3号」で平岡へ。90キロ余りの道のりをおよそ100分かかって向かうので、表定速度はおよそ55km/hということになるが、これは東海道線の快速電車より遅い。遅すぎる。豊川から先が単線区間というのもあるが、天竜川に沿って山岳地帯を上ってゆくという地理上の都合もある。飯田線については、こちらのページがより詳細なので、参考にしてほしい。 平岡到着。飯田方左手目の前が「龍泉閣」(りょうせんかく)だ。 改札口で、きっぷを車内に忘れていることに気づく。「車内検札を受けてるはずだから」と意に介さない駅員だったが、上の写真を見ればわかるように飯田までのきっぷである。買いなおせばいいかもしれないが一応お願いして折返しの特急「伊那路4号」で届けてもらうことに。その問い合わせ中にもチェックインも済ませる。なかなか慌しい誕生日だ。あとから気づいたが、実は平岡で乗車券を区切っておいた方が、飯田まで通しで買うより安かったということだ。鉄ちゃんほっけにしては、情けない醜態連発である。 チェックインを済ませエレベータで客室へ上がろうとすると、興味深いポスターが眼に入ってきた。 平岡地区で利用可能です。 とある。こんな田舎でもボーダフォン3Gで大丈夫だ。902SH使いの私としては一安心。でも他にユーザはいるのか?それは明日以降のこの日記で明らかに・・。 さて客室だ。 ユニットバスかと思いきや、シャワートイレでなくシャワー付トイレである。風呂は共同風呂・・、失礼展望風呂へどうぞということだろう。それにしても便座カバーのついた洋式は宿泊施設では初めてだが、非暖房便座に対するささやかなサービスと見た。 つづいてテレビ。 天龍村の場合、村の自主放送というのが無音声で、いわゆる村だよりがエンドレスで流れているのだが、道路工事情報というのがこれまた具体的だ。人口わずか2千人程度の規模なら、個人宅名で明示しても構わないということなのだろうか。 ところが、である。 をを。下登 彩アナではないか。 こんなトコロまで来て、三重テレビである。天龍村は静岡としか接していないのに、越境受信にもほどがある(笑)。静岡の局はまったくダメなのに、である。まぁアナログUHFの電波のことだから、まったく届かないとは言い切れない地形上の事情であろう。メ~テレ(名古屋テレビ)はじめとする名古屋のTV局もすべてカバーしていた。名古屋から車でも電車でも3時間以上かかるのに、まったくもってテレビというのは距離感のなさを痛感させられる。 さて、展望風呂だ。 天竜川を望みながらのひとっ風呂はたまらない。 もっとも、ここから車で50分ほど山奥に入った「おきよめの湯」から直送しているということで、温泉通ぶった輩が呪文のように唱える必要条件である「かけ流し」ではないけれど、別にそんなことはお構いナシである。ちなみに本日の宿泊は、個人客は当日飛び込みのこの私だけで、あとは中部電力関係の団体客だけのようである。もちろん入浴だけの利用もできるが(大人500円)、遠方からおいでの場合は、本数がお世辞にも多いとはいえない電車の時刻に気を配りたい。 さて浴衣に着替えて、特急に置き忘れた乗車券を受け取る。フロントから改札口まではわずか3秒だ。 夕食は猪鍋の柳川風に栃の実のざるそばのセットで1575円。これに焼酎の大ジョッキ2杯をあおって上機嫌である。客は私以外にもう一人。地元客のようだ。 実は、23日は夜勤明けでまったく寝ずに夕食まで起きていたので、満腹も手伝って相当眠い。本来なら今日のうちに村営バスも乗っておきたかったが、乗っても本日中に平岡に戻る便がないのであきらめた。明日8時40分のに乗ろうと思う。そのために、早々に就寝。20時にはもう夢の中であった・・・。(24日につづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 30, 2005 12:54:54 PM
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