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カテゴリ:いまむかCD
さて、CDレビュー日記[いまむかCD]では、
CSスカパー!で復活した子供向け偽装バラエティ「ウゴウゴ・ルーガ」関連の タイアップCDを不定期連載しています。今回は、その第三回目。 気になる第一回目のレビューはこちら、 そして、第二回目はこちらをご覧ください。 さて、1回目のウゴウゴ・ルーガのCDレビューの時に、 当時30分番組だったのに、現在CSでは18分しかオンエアされていない。 という現象について触れました。これは番組の権利の問題と密接に絡んでいます。 この番組の委託放送事業者であるCSフジテレビ721+739のFAQコーナーでも出てくるように、どこの事業者(放送局)も、著作者にいちいちお伺いを立てなくてはいけないのです。もちろん著作者だけでなく、過去に放送に出演した出演者にもお伺いを立てますが、これがもし実在しない架空上の登場人物であってもその著作者が権利を所有するため、その帰属先の著作者(権利者)に作品放映許諾のオファーを出します。 ところが海外の権利者にあっては、この権利問題には特にシビアであってクリアするのが大変難しく(不正複製防止などを施さない場合には許諾が下りない)、また国内の権利者であっても、同時期に他局(事業者)でのオンエアと重なっている場合はコンテンツが重複するため、あえて放送しないケースもみられるようです。 TITLE :ノンタンといっしょ -Dancing! びびでな。すてっぷ- ARTIST :千秋 RELEASE:1992/11/20 CD NUM :PCDG00051 LABEL :PONY CANYON ACQUISITION(入手容易度) :☆ STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆ CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆ さて今回登場したのは、まさかその当時、ココリコ遠藤氏の嫁さんになろうとは予想だにしなかった、千秋(旧姓:藤本 千秋)女史のパフォーマンスによる番組内劇中歌「ノンタンといっしょ」の同名テーマ曲です。 なぜ、いまこの「ノンタンといっしょ」が放映できないかというと答えは簡単で、権利者の許諾が下りないというのもありますが、ノンタンのポータルサイトノンタンワールドにもあるように、他のCSチャンネルや民放BSデジタルでも放映がある(>重複してるよね)、というのが最大の理由でしょう。私個人としては、歌と同時にノンタンの声もアテていた千秋女史の声優デビュー作としての位置づけでとらえていただけに、この作品がウゴウゴ・ルーガで流れないというのは非常に残念です。 ちなみに、現在他局で放映中のげんきげんきノンタンは、まったく別のキャスティングとなっています。 裏ジャケには、千秋女史本人のスナップも さて、この曲の作編曲者である本間勇輔師と、うたのおねえさん千秋女史にももう少し触れておきましょう。 CXでも数々のTVアニメ・ドラマのテーマ曲を手がけている本間師ですが、後発の古畑任三郎シリーズ同様に、このシングルはジャズアレンジでまとめられています。 このことは、カラオケであるカップリングのサブタイトル"Let's sing びびでな・すぅいんぐ"(すうぃんぐではない)とという言葉からもわかります。ほっけは最近になって、後追いで映画SWING GIRLSにハマったクチで、もともとジャズとかフュージョンとかが大好物なジャンルでしたので、さながら "ゴールドラッシュ初代グランプリvsジャズピアニストの対決~っ" (↑のちの番組内スキット"ちなつのへや"風に) 一見ミスマッチかと思いきや、なかなか味のあるボーカルを聴かせる千秋女史に、当時から子供番組で歌わせておくだけじゃもったいないなと思っていたのですが、のちになってポケットビスケッツで活躍されたことは、ここで言うまでもないでしょう。本間師に関してはこんなデータベースも見つけました。いやはや懐が深い、ふかい。 もちろん、紅白出場を決めたポケビでヒットを飛ばすずっと前に、このウゴウゴ・ルーガ内での続作を、当時のフジテレビの局アナであった大坪千夏女史(現在は結婚退職)とデュエットで出してます。こちらはかなりアソんでます。いずれこのコラムでもご紹介する予定ですので、お楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 7, 2005 07:22:33 PM
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