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【仮店舗】鳥獣ギグ#

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うきぐも(昔の名はほっけ)

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カテゴリ:いまむかCD
ここで紹介してきているCDは、基本的にはあまりメジャーでない楽曲が多く、時には非売品などのレアトラックも取り上げている。さしずめ「ザ・ヒットしないパレード」だ。

だから、手前味噌ながらコレクションの数もハンパではない。よく質問されるのは「どうやってリサーチするんですか?」といった内容のものである。「CDコレクション・バトン」なるものがあるのなら、誰か私に投げてほしいのだが、大体の場合はCDショップに足しげく通うことに尽きる。

最近でこそインターネットでも試聴ができるし、シリコンオーディオの隆盛も手伝って、ヘッドフォンに届くまでの間に手に触れられる"媒体(モノ)"を購入することなく音楽を享受できるようになった。MDでさえすでに過去のものになりつつあるというのは、なんだかさびしい。やはり店で手にとって買い(通販では順序が逆になるが)、所有欲を満たすというのが昭和生まれの性ではないだろうか。
 だから、フラっと立ち寄ったCDショップで琴線に触れる内容ほどの"物欲ホルモン"が分泌されれば、あとは"おさいふ酵素"に阻害されない限り、レジへ直行である。このテの無体財産の場合、買う前にの試食"ならぬ"試聴"がどこのショップでもできるようになったのはつい最近のことである。CDのJANコード(バーコード)をスキャナかざせば試聴ができるなんて、10年前では考えられなかったことだ。
それ以前なら、ジャケ買いである。ヒットメーカーのようなネームバリューがない限り、ジャケットのインパクトが我々に訴えかけなければ、なかなか手が出ない。

toct4503
TITLE :かっぱまきマキ
ARTIST :河童 巻
RELEASE:2003/06/11
CD NUM :TOCT4503 (CCCD)
LABEL :TOSHIBA EMI (試聴可能な公式サイトはこちら。)

ACQUISITION(入手容易度) :☆☆☆☆
STUPIDITY (バカバカしさ):☆☆
CURIOSITY (ヘンテコ度) :☆☆

さて、カッパ巻を食べる。それにしてもこのジャケのカッパ巻のきゅうりはやけに細い。
今回は、かつてテレビ東京系で放映されたアニメ「かっぱまき」の主題歌という、ビミョーなタイアップソングだが、正直試聴なんかすることなく、ヒトを食ったようなこの愛らしい?キャラでジャケ買いした一品だ。であるからして、アニメのタイアップだということは後日知ることになった。詳細サイトはこちら
レビューするにあたって、内容も知らないではあまりにつまらないので、後学のためにこんなサイトからダウンロードしてそのアニメを観賞してみた。こんなふうに手軽に過去のコンテンツが楽しめるというのも、時代である。

で、寿司飯(しゃり)の中の街に住み「すし小学校」に通う主人公"かっぱまき"と、その仲間達のエピソードを5分アニメの類にした作品であったということ、巻かれているのはシャリでなくホンモノ(?)のカッパであること、ナレーションは濱田マリ女史で覆面シンガー"河童 巻"と同一であることなどを後から知った。ちなみにまったく役にタタない知識として、濱田女史にはスイミングマニアの変名で『サマーコンビニエンス』という楽曲もある(KSD2 1106)。これはローソンの『それいけ!ローソン通り 夏物語'95』のCMイメージソングであった(←後日レビュー予定)。

さて、まぁ5分アニメのテーマソングだから、サビ先行でのちにフルコーラスにリアレンジしてリリースしたのかな、という気がしないでもなかったが、C/Wに収められた「かっぱまきの詩(うた)」にはヤラれた。

Ahh...気がつけば
Nnn...まな板の
Uhh...上のカッパ
情状酌量の余地なし

「モシモシ大将、私はカッパです
よく見てよ、キュウリじゃありません」

「カッパもキュウリも巻かれりゃ皆同じ
さっさと巻かれろ、それがオマエの運命(さだめ)」


アコギからはいるイントロは牧歌的で、懐かしい70年代のフォークの趣きがいかにもアニメのエンディングに相応しくさえ感じたのだが、そのノスタルジックなアレンジとは裏腹に、この詞の毒づき方は痛快である。運命~♪のくだりで、濱田もとい河童巻女史のこぶしもワサビなしで十分効いている。この曲一曲でアタリを引いた気分だ。

さてさて公式サイトでは「かっぱまきマキ」のみが試聴できるようだが、私個人としてはC/Wがオススメ。アニメのTV放映が終了しているため取り寄せとなる可能性が高いものの、市中でも十分入手が可能な状況。気になったアナタは即注文である。





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Last updated  Dec 29, 2005 07:58:24 PM
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