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京極夏彦・乙一

京極夏彦・乙一

タイトル 作者 お勧め度 あらすじと感想

姑獲鳥(うぶめ)の夏
京極夏彦 ★★★★
 この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。

(感想)トリックがちょっと「異質」ですけど、かなり衝撃をうける作品です。


魍魎の匣
(もうりょうのはこ)
京極夏彦 ★★★★★

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?

(感想)これも怖い作品です。姑獲鳥(うぶめ)の夏も怖かったですが、「筺」の怖さはその数段上かと。



狂骨の夢
京極夏彦 ★★★ 夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実の縺れに悩む三人の前に怪事件が続発する。海に漂う金色の髑髏、山中での集団自決。遊民・伊佐間、文士・関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?著者会心のシリーズ第三弾。
(感想)前2作から比べると、ちょっとトーンダウン?(前の2作が怖すぎただけに)平均以上に面白い作品ですけどね。


★鉄鼠の檻★
京極夏彦 ★★★★ 忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者―骨董屋・今川、老医師・久遠寺、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹=明慧寺に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第四弾。
(感想)今まで聞いたことも無いような犯人の殺人動機に驚愕しました。



GOTH
乙一 ★★★★★ 森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物にいくことを決めた……。身の毛もよだつような犯罪を「興味」で追う二人の高校生の日常とは。表題、「GOTH」の他、「リストカット事件」などを集めた短編集。
(感想)これもすっげぇ怖いです。「羊たちの沈黙」のような、猟奇殺人物が好きな方にぜひ読んでいただきたい。



ZOO
乙一 ★★★★★ いま最も注目される若手ナンバーワン、乙一の魅力爆発の短編集。毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰か?「犯人探し」に奔走する男を描く表題作他、書き下ろし新作を含む10編収録。
(感想)怖さについては「GOTH」には及びませんが、お話のアイディアといい、展開といい、「乙一先生天才!!」というしか無い作品です。
小生物語
小生物語
乙一 ★★★★★ 「天才」乙一さんが、ウェブ上に書きつづった日記をまとめた本。乙一先生が、今まで住んでいたところごとにまとめられています。
(感想)本人いわく、「こんな本にお金と時間を使うのは無駄だ」とおっしゃってますが、かなり面白い本です。乙一先生の日常を書いているはずなのですが、ショートショートよりさらに短い短編みたいな文章があって、下手な小説よりもずっと面白いかも。
失はれる物語
失はれる物語
乙一 ★★★★★ きみの音楽が独房にいる私の唯一の窓、透きとおった水のような6篇の物語。ブロードバンド映画「手を握る泥棒の物語」原作、書き下ろし短篇「マリアの指」同時収録。
(感想)乙一先生というと、どうも「気持ち悪い」「かなり怖い」作品が多いのですが、これはとてもとても綺麗な短編集が収められています。ある意味、怖い話しでもありますが。それからハードカバーの本がとても綺麗に仕上げられていて、一生持っていたい本です。


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