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2006/07/09(日)14:36

東野圭吾「探偵倶楽部」

小説(132)

評価:★★★ 小説のタイトルを聞くと、軽いものかなぁ・・・なんて思ってしまいますが、そこは東野圭吾大先生の書く小説です。非の打ち所のない本格ミステリーです。 5つの短編小説が収められていて、その全てに「探偵」が出てきます。 この探偵達に名前はありません。男女二人で、どちらも容姿端麗、しかも優秀ということ意外は分かりません。 この二人は、「探偵倶楽部」という組織に所属しています。探偵倶楽部は、会員制の探偵事務所で、この会員のために調査活動を行うという設定になっています。 面白いのは、全ての事件は被害者、もしくは加害者の視点でお話が描かれるという点です。そして、探偵達の調査活動は表に出てきません。調査が終わったら、それを報告する、という形式です。 短編はどれも面白く、しかも思いもよらない結末が待っています。 秀作だと思います。

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