株株本楽

2006/07/30(日)22:39

小林泰三 「玩具修理者」

小説(132)

評価:★★★ 玩具修理者は何でも直してくれる。独楽でも、凧でも、ラジコンカーでも…死んだ猫だって。壊れたものを一旦すべてバラバラにして、一瞬の掛け声とともに。 第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品です。 なるほど、上手く出来てます。 生きてる人間の顔の肉がそんなに簡単に落ちるかな?とか、そんなに早く人間の体って腐敗するんだっけ?なんて疑問を持たせつつ、話は進みます。 そして、衝撃のラストへ。 まぁ、普通に考えればオチはバレバレなんですが。 読むのが早い人なら、本屋で立ち読みしてもいいかも。 表題の他に、「酔歩する男」という小説がありますが。 これは読まなくてもいいかもしんないです。w この小説家さんが頭がいいというのは分かりますが、 ストーリーがイマイチ分からないし、 オチもだいたい読めてしまうし、 登場人物の名前に凝りすぎ。

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