346466 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

チョコと私の愛しい日々

チョコと私の愛しい日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

海音ようこ

海音ようこ

カレンダー

バックナンバー

2025.05
2025.04
2025.03
2025.02
2025.01

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

海音ようこ@ Re:帰省先から、明けましておめでとうございます(01/06) ごんだいママさんへ ほんと川越はいつも…
ごんだいママ@ Re:帰省先から、明けましておめでとうございます(01/06) 川越での新年の様子 ステキな街並みに落…
海音ようこ@ Re[1]:2024年、チョコ家の5大ニュース(12/31) てつやさん コメントありがとうございま…
Happy new year 🎉@ Re:2024年、チョコ家の5大ニュース(12/31) 明けましておめでとう御座います。 ご無沙…
海音ようこ@ Re[1]:リツキサン投薬3回目とインフージョン反応(05/22) 教えてくださいさんへ お返事が遅れてし…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.05.19
XML
テーマ:闘病日記(4048)
カテゴリ:ネフローゼ闘病
前回からの続きです。


明けて5月2日。
私は朝からアドレナリン全開モードです。


明日からは1週間どこも病院はお休み。
なんとしても今日中に手を打たなければなりません。


私の考えたシナリオはこう。

1. 近所の病院に行って尿検査をする。
2. 検査結果を病院から札幌の主治医に知らせてもらう。
3. 主治医からこちらの病院に治療方針を伝えてもらう。
4. こちらの病院で治療開始。


ポイントはまず病院に行って検査してしまうこと。
主治医に再発した〜と電話で泣きついたところで、
正確な情報がなければ治療の方針は立ちません。


なにより大学病院の主治医にアクセスするには
受付→外来看護師→医局主治医とプロセスが長く、
私が返事をもらうまでに半日かかってしまいます。


ただ一つ不安だったのは、はたしてお医者様同士で
こういうやりとりをしてくれるのかということ。
なんかこうお医者様間のプライドとか縄張りとか
ありそうですよね?そうでなくても大学病院は
手続きとか書類とかやたら形式ばっているし。


とはいえ、ほかに良い方法は思いつかず、まずは
尿検査をしてくれる病院を探すことにしました。




本文とは関係ありませんが、かわいい写真が撮れたので使ってみました。



すでにGWの真っ只中。平日ではあっても、この日
個人病院はほとんどお休みになっていました。


近所の総合病院はやっていましたが、
すでに他で専門医にかかっている方は、通常の内科
では診られません、と剣もほろろ。


別に尿検査さえしてくれればいいんですですけどね。


ようやく一軒の個人病院(I病院)が見つかりました。
電話で事情を説明すると、検査してくださるとのこと。


I病院に着き、尿を採取して待っていると、
「〇〇さ〜ん、どうぞ」とI先生ご自身が診察室の
入り口から顔を出して、呼んでくれました。


ああ、気さくな感じの先生でよかった。
なんせ私はこれからこの先生に面倒なお願いを
しなくてはならないのです。


「やっぱり相当、尿タンパク出てるよ。」


検査結果を見せてもらうと4++の数字が。


ヤバい… 想像以上に悪い。


これはもう一刻の猶予もありません。気づけば、
I先生に、札幌の主治医と連絡を取り、治療を始めて
いただけないかと頼んでいました。


I先生はやはり気さくに引き受けてくださり、
お医者様同士で相談してくださることになりました。


私はいったん家に帰って、お沙汰を待ちます。






数時間後、I病院から連絡がありました。


なんと、主治医の判断は週明け8日に私が札幌の病院に
来れるなら治療は保留。そして主治医がそう判断した
以上、I先生は勝手な投薬はできない、とのこと。


ええ〜?
帰ってこいって言われれば飛行機探して帰るけど、
それって結局札幌で病院の開く8日まで待つってこと?


おそらく主治医はちゃんと血液検査して、私の体で
何が起きているか見たかったんだろうと思います。
リツキサン後初めての再発でしたしね。


でも、その間にどんどん悪くなったらどうするの?


どっちに転がるかは誰にもわからないのです。
現に、私は7年前、お医者様の言う通り治療を
1週間待ったばかりに取り返しのつかないことに
なってしまったのですから。


どうしよう、どうしよう。


でも、1人で悶々としていても仕方ありません。
I先生にこの気持ちをそのまま伝えてみよう。
それでダメならそれがエキスパートジャッジメント
ということであきらめよう、そう決めました。






再び病院に行った私はI先生に切々と訴えました。


これは再発歴8回の私が今まで経験したことのない
大きな再発であること。


7年前、たったの1週間で、緊急透析が必要と
言われたほど症状が悪化したこと。


万が一の場合にと主治医がI先生に伝えた量の薬は
飲み慣れていてちゃんと自分で体調管理できること。


I先生は私の方に向き直りじっと話を聞いてくれました。
そして明るい声で、こう言いました。


「治療を始めましょう」


明日から病院が閉まってしまうという時にあなたを
このまま放り出すのははこっちも不安だ。札幌の先生
には飛行機が取れなかったって言えばいいよ、と。


安心して涙が出そうでした。
薬を出してもらえたことはもちろんですが、
不安でたまらない気持ちを先生に受け止めてもらえた
ことがとてもうれしかった。


それだけでもう半分治ったような気になりました。


でも、家に帰った私はそのまま動けなくなり、この後
しばらく先行きの見えない日が続くことになります。


(つづく)





最後まで読んでいただきありがとうございます。
↓応援クリック、励みになります。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村





↓よろしければ読者登録も!!

チョコと私の愛しい日々 - にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.05.19 15:53:28
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X