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チョコと私の愛しい日々

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2024.01.19
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カテゴリ:ネフローゼ闘病
今年は航空機事故、地震と波乱の年明けでしたが、
我が実家ではその頃、コロナ旋風が吹き荒れていました。

コロナを実家に持ち込んでしまったのは、誰あろう、
この私。

免疫を下げる治療をしているため、これまでかなり
気をつけてきたのですが、ふと気を緩めた瞬間、
まんまとやられてしまいました。

私と同様、免疫抑制剤を飲んでいたり、リツキサンの
治療をしている方は、コロナに罹ったらどうなる?
と今も不安を抱えているのではと思います。

参考までに私のコロナ体験記を書いておきますね。


|最初の異変

最初にあれっと感じたのは、帰省の新幹線の中でした。

なんだかのどがヒリヒリする?

でも、その時は、暖房が効きすぎて乾燥しているのかと
あまり気に留めませんでした。



実家に向かう列車に乗り込むチョコ


が、その翌朝...

ひどい悪寒と胃の痛みで目が覚めました。
熱を測ると37°C。

実は私、帰省前にインフルエンザとコロナのワクチンを
打ってきたんですよね。

私自身の感染対策だけでなく、実家の父が肺気腫で
やはり重症化リスクが高いため、実家には絶対コロナを
持ち込みたくなかったのです。

それでも念のため、抗原検査キットで調べてみると
やはり陰性でした。

ひと安心と思いきや…

ひと眠りして目覚めるとさらに体調が悪くなって
いました。熱も39°C近くまで上がっている。

本来、免疫抑制剤を飲んでいると熱が出づらいそう。
37°Cの熱が出たら38°Cの熱があるくらいの危機感を
持ってと主治医に言われていたことを思い出し、
近くの発熱外来に駆け込みました。


|コロナ宣告

病院に着くと真っ先にコロナとインフルエンザの検査を
受けさせられました。

この時点では自分がコロナだとは夢にも思っていません
でしたが、診察室に入ると、

「コロナ陽性ですね」

え〜〜〜?
数時間前の検査では陰性でしたけど?

「しかも重症化リスクが高いですね」

治療歴(8月にリツキサン治療を受け、
現在もステロイド服用中)を見たお医者様から
ダメ押しの一言。

が〜〜ん。
もちろんわかってはいましたけど、お医者様の口から
あらためてそう宣告されるとおののきます。

家に帰って、すかさず、もらってきた抗ウイルス薬
(特大サイズのカプセルを一度につき4個!!)を
飲み下しました。

薬剤師さんは夕飯の時から飲み始めればいいですよと
言っていましたが、ウィルスはあっという間に体の中で
増えるので、そんな悠長なことはしていられません。

その後、翌朝まで時々自分の口から漏れるうめき声で
目を覚ましながらも、眠り続けました。



2階に隔離されている私が気になってたまらないチョコ(夫撮影)


|回復へ
翌朝目を覚ますと、体がずいぶん楽になっていました。
熱も37°Cまで下がっていました。

体感として、快方に向かっている感じです。

一方で、こんなに簡単に済むわけないでしょ?
という不安もありました。だって相手はこの4年間、
世界を混沌に陥れたコロナウィルスです。

が、その日の夕方には熱が下がり、夕飯に
小さなおむすびと豚汁が食べられるまでになりました。



途中まで階段を登りフリーズしてしまったらしい


その後はしばらく喉の痛みと咳が続きましたが、
それも大したことはなく、
あれよあれよというまに回復しました。

結局、体がとてもしんどかったのは2日半くらい、
そのうち熱があったのは1日と軽症ですみました。

コロナが流行り始めてからずっと、もし感染したら、
私は最悪、肺炎で死んでしまうこともあるのではと
思っていたのですよね。

ですので、このあっけない幕切れに、私がこの4年間
こんなに恐れていたものの正体はこれだったのかと
ちょっと拍子抜けしました。

重症化しなかったのは、1ヶ月前にワクチンを打って
いたのと、抗ウィルス薬を飲んだのが早かったから
じゃないかと思います。



ついに私の部屋にたどりつき、私の隣で爆睡するチョコ。戦士の休息。



|両親の発症

私の発症の一週間後。

「お父さん、熱があるの」

早朝、切迫した母の声で起こされました。
キットで検査をすると陽性。

ああ、一番、恐れていたことが起きてしまった...

肺気腫のある父は私と同様、いえ高齢なので私以上に
重症化リスクが高いかもしれません。

私が抗ウィルス薬がよく効いたので、すぐに病院に
連れて行き、同じ薬を処方してもらいました。

救いだったのは熱がある割には父が元気だったこと。
腹へったと昼ご飯をぺろっと食べ、薬を飲んですやすや
眠ってしまいました。

ひと段落して、母も検査してみると、なんと陽性!
ただ、全く症状はなく、念の為、病院に行きましたが、
これならしばらく静養していればいいとのこと。

というわけで、私と入れ替わりに父母が療養生活に入りました。

はらはらしながら二人の様子を見守っていましたが、
父は翌日には熱が下がり、そもそも症状がない母は
寝ている必要を感じないらしく、二人とも二日後には
床上げしてしまいました。

結局、私よりさらに軽症で済んだという...

二人とも真面目にワクチンを受け続けていて、
つい一ヶ月前に7回目を接種したばかりでした。
やっぱりワクチンが効いたのでしょうね。

陽性が分かった時点では最悪の事も想像したのですが、本当に本当によかったです。

コロナをうつしたことをさぞかし両親に恨まれると
思いきや、やはりずっとコロナという顔の見えない
化け物に怯えて暮らしていた父は、きちんと対処さえ
すれば、闇雲に恐れることはないのだとわかって
かえって安心したとのことでした。


ここで、私が今回の騒動で得た教訓です。

1. 家庭内感染を防ぐのはすごく難しい。
(かなりきっちり隔離していたけどダメでした)
2. 高齢の両親がいる実家に帰省する前は
 感染リスクの高い行為は慎もう。
3. ワクチンはやっぱりこれからも打とう。
4. 罹ったら早めに抗ウィルス薬を処方してもらおう。



以上、我が家のコロナ騒動のてんまつでした。


年末からコロナ感染者数が急増中しており、
第10波の声も聞こえ始めています。

皆様もどうぞお気をつけくださいませ。​​​​​





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最終更新日  2024.01.20 10:28:38
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