Frankfurter Buchmesse2024
世界三大ブックフェアの一つでビジネスブックフェアとして名高いフランクフルトのブックフェアは多くのメトロ路線が乗り入れているMesse駅に直結しているのであらゆる方向からのアクセスが良く、世界中の国々がexhibitorとしてブースを構えています。会場もかなり広く、5つの建物に分かれていてジャンルよりも国や地域に分かれていることが多いので正直一日では回り切れません。中庭にはフードトラックが出ているので人ごみに疲れたら外の空気を楽しみながら食事や歓談を楽しむことがきます。そしてカフェにはアルコールが!世界各国のブックフェアを回ってきましたがこんなにガッツリ飲めるところは初めて!さすがドイツ!!Frankfurter Buchmesseは児童書のブックフェアではないのでボローニャと比較すると絵本の数は少ないですがヨーロッパを中心に世界各国の有名どころ出版社がブースを構えていました。最近お世話になっているMiles Kelly社リファレンス絵本のラインナップが豊富なチェコのAlbatros社今月開催したクリスマスWSオンラインでご紹介した世界のクリスマス絵本もここで見つけました。Nosy Crow社先月開催したカリキュラム作りWSでもご紹介しましたがHen in the Bedの絵本おもしろいですよ。Roll Overのリズムで動物たちがベッドから落ちていくのですが最後に残ったHenが誰もいなくなってしまったのが寂しくてみんなをベッドに呼び戻すお話です。ウクライナ戦争の影響で他のブックフェアでは参加禁止になっているロシアのClever Publishing社もブースもフランクフルトにはありました。外交関係が垣間見れる。そして近年存在感を増しているのがインドの出版社。ブックフェアもいつか行ってみたいと思っていますが治安的にどうだろ。。。2008年にインドを旅した時は外国人に対しては安全がある程度保障されていたような印象ですが最近のインドの治安を聞くとさすがに一人旅は今は難しいかな。しばらくはオンラインで追いかけます。ポップアップのアイディアが素晴らしいMake Believe Idea社ブックフェアを通してみた最近の傾向としては印刷技術が上がった分、紙と異素材を組み合わせた仕掛け絵本が多く出版されるようになっていて、とても可愛くて子供たちの目を引くデザインとなっているのですがあくまで主観ですが、ストーリー性の観点からみると内容が印象に残らないものが多くなってきている気がします。絵本の良さは絵があることなので視覚的アプローチはもちろん大切だと思いますが昔の絵本のようにジーンと心に響く子ども達に読んであげたくなる絵本は新刊だと出会いが少なくなっています。AIの陰謀じゃないかと密かに疑っていたりして笑ただ、ブックフェアでどんなにいい絵本を見つけたとしても今は手に入らなかったり、高額すぎたりでなかなか紹介までたどり着かないことが多いので来年こそは流通や為替が安定するといいなと思っています。まぁ欧米はちょっと何かと難しいかな。私的にはオーストラリアの今後の伸び率に期待しています♪+++++Facts and figures for Frankfurter Buchmesse2024trade visitors 115,000media representatives 7,500exhibitors 4,300general public 115,000events 3,300