St. Patrick's Day
St. Patrick's Dayって何?初めて聞いたのはかれこれ40年ほど前の留学時代。友達から週末パーティがあるからグリーンの服を着てきてと言われた時でした。誘われるがままにラスベガスのとあるお家に行ってみると不気味なくらいグリーンにデコレーションされている中にこれまたグリーンの人だかりができていて、セントパトリックと呼ばれるアイルランドのイベントが・・・当時はもちろんのことインターネットもスマホも普及していないし周りのアメリカ人に聞くしか知識を得る手段がなかったのとつたない英語力で宗教的なことを言われても全く理解できないし、なんだかよくわからないパーティに参加させられた印象でした。そして、その後もセントパトリックスデーを経験するうちに少しずつ意味がわかるようになっては来たのだけれど、そもそもアイルランドのお祭りでしょ?なんでアメリカでそんなに盛り上がる??みたいな疑問がわいてきました。なぜアメリカで大切にされている祭日かと言うと、アメリカにはアイルランド系移民が多いから。アイルランドは国内よりも移民で世界に散らばった人口のほうが多くて一番の移民先のアメリカでは祖国のお祝いを大切にする人たちが大勢いるからです。恐らく遠いヨーロッパの小さな国、アイルランドは地図上でその位置を探すことさえ難しいと感じる人が日本にはたくさんいると思いますが、アメリカではSt. Patrick's Dayを知らない人はいないと思います。なので早い段階でSt. Patirick's Dayをレッスンに取り入れたいと考えていましたが実際にカリキュラムに入れようとすると時期的にイースターと被ってしまうのと宗教的な由来を子供たちに伝えてもあまり興味を示さないので導入の仕方については慎重に準備を進めていました。そこで白羽の矢を立てたのがアイルランドの妖精、レプラコーン(Leprechaun)!この妖精を見つけるとお金持ちになれるらしいのと逃げるときにオナラをするというなんともシュールなキャラクター設定も相まってイベントレッスンでは子供たちが目の色を変えて探し回ります♪子どもに新しいことを教えるときに〇〇とは・・・?などの小難しい説明から入るのではなく、楽しい内容を先に見せることの方が子どもたちの興味を引き出し、好奇心につなげることができるといった研究結果も出ていると聞きました。まずは興味を示すこと。レッスン内で提供できる情報には限りがあるけれどもしかするとそこから大きな好奇心と夢に広がっていくかもしれません。だからいつか大きな花を咲かせますようにと願って種まきをしています。今月末のワークショップでは難しい説明は抜きにしてレプラコーンの楽しいアクティビティ&クラフトをご紹介します!ライブでのご参加が難しい先生は終了後に配信する復習動画をご覧くださいね♪