長電話＃１

彼とは私の地元で出会ったけど、その時私は仕事の都合で隣の県の田舎に住んでいた。彼は彼で、住んでいるところがこれまた反対の県の田舎（？）に住んでいた。ということで、彼と遊ぶには１つの県をまたいで会わなければいけない。非常に難しい！

彼：「次にいつ会おっか？」私：「そうだなぁ。９月になったら地元に帰るから、それからだなぁ。」彼：「９月かぁ・・・。てことは来週だね。分かったよ。」

次に会うまで長電話生活が始まる。その当時、私は寮生活で、同居人が２人いた。彼は電話魔で、朝も昼も夜も電話してきた。同居人からよく「うるさ～い！」と文句言われたなぁ・・・汗。

私は基本的に電話しない人だから、彼の電話攻撃にはとまどった。朝起きて支度中に電話をかけてくる。とりあえず無視。中抜け中（睡眠中）に電話をかけてくる。同居人も寝てるのに・・・。うるさいなぁ。寝かせてくれっ！夜の時間の仕事も終わり、食事中に電話をかけてくる。無視。寮に帰ってシャワー中に電話をかけてくる。出れないッちゅーの。そんなこんなで、無視しすぎもいけないから着歴があるたびにかけなおしたりしていた。おかげで電話代もすごかったよ・・・。

その電話の数々で、『この人と付き合うことになるかもなっ』と思った。彼はいろいろ私に質問してきた。ほとんど全て、偽りもなく答えた。今は彼氏はいないこと、×１で子供がいること、離婚後に○○人とＨしたまたはつきあった、いろいろ遊んできた・・・等。

彼は私と付き合うってのを前提に話をしてきたからそれにも戸惑った。はっきり言って彼の顔は覚えてないし、会った時はお互い座っていたから彼の身長もわからない（低かったらやだなぁ）。ちょっとは外見も重要だ！

彼：「chocolate babeは僕とも遊びで付き合おうとしてる？」私：「全てキリ（彼）次第。キリが遊びで私と付き合うのなら私も遊び。本気で付き合うのなら私も考える。今までいろんな男と出会ってきたけど、どいつもこいつも甘いこと言っておいて結局はウソばっか。私ももうそういうのにいちいち傷つきたくないから、遊びで近づいてくる男には私もそのように対応する。でも、私だって遊びばっかりはイヤなんだよ。本気で付き合いたいって思ってるんだもん。」彼：「僕は遊び人じゃないよ。」私：「みんなそう言うんだよ、だからまだその言葉は信じることできないな。キリが本気かどうかはキリの行動で判断するよ。」

さっきも言ったように、毎日何回も彼は電話してきた。もし私のこと、ただヤリタイってだけだったら、こんなに電話してくるのかな？電話代だってすごいだろうに・・・。なんか、彼は本気の恋を私に求めてるのかも！と思うようになった。

彼：「Guess what! 今日ね、ママと電話でしゃべったんだけど、chocolate babeの事しゃべっちゃったよ！どう思う？」『えっ！！！私の何をしゃべったのか知らないけど、ちょっと早すぎないか？オイオイ・・・。変なプレッシャー与えてくれるなぁ・・・。』と思った。嬉しいけど付き合ってる訳じゃないから素直に喜べない。彼はステキな日本人女性と出会ったよ、ということを話したらしい。他に妹にも話したらしいし。こんなこと、もし私と遊びのために付き合おうとしてるんだったらしないだろうなぁ。彼、本気なの？

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