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カテゴリ:Deathly Hallows
ご無沙汰してます。
オフの生活が忙しすぎて妄想してるヒマもありゃしない!と思っていたら思いがけず今日は暇になりました。 久々にルー先生のファンサイトなんかを回ったりして。 ネタばれ含みますので以下反転。 ルーピン先生のファンサイト…。前にも言いましたが、大抵は7巻未読の状態です。 私みたいに「先生!好きだ!結婚して!」と思いのたけをぶつけているサイト様の他に、2次創作を掲載されているサイト様もあります。 2次創作というと、いわゆる同人サイトで、一般の方々には(こういう区別もどうかと思いますが)いまひとつ引き気味になってしまうんじゃないかと思われますが、私は比較的平気です。まあ、中にはいかがわしいものもないわけじゃないけど(そして中年のおばちゃんにはべつに今更どうってことない)、ほとんどが登場人物の幸せを願ったものであったり、作者が書ききれない物語の隙間を埋めるような、秀逸なものも少なくないのです。 そんなお気に入りのサイト様の話を久しぶりに読み返していたら、トンクスとルー先生が指輪を買いに来る話がありまして、私が最後にその話を読んだ時にはなかったお話でして(でもこのサイトマスター様は7巻は読んでおられない)、これでもかと泣けましたです。 こちらでは、学生時代の先生とジェームズたちの話も書かれていたのですが、ローリングさんにここまで書いてもらうのは無理だろうけど、この十分の一でもルー先生とジェームズたちの友情に関するお話を入れてもらえたらどんなによかっただろうかと思ってしまった。 ところで、ルー先生のことばかり言っておりますが、主人公であるハリーについて。 ハリーのこと、こう見えても大好きなんですよ。 ただ、彼は1歳からあんな過酷な育てられ方をしたのに、どうして歪まなかったのかしら、とは思います。普通、もっとねじくれないかな? スネイプ先生が、リリーが望んだにも関わらず闇のほうへ行ってしまったのは、やっぱり子供時代のネグレクトが原因であると原作では匂わせていると思うのね。親にすら愛されなかったからこそ、リリーから寄せられた小さな愛情が宝物みたいに大切だったし、それをどう表現したらいいのか知らなかった。 ハリーは親からではなく、叔父叔母から虐待を受けていたから、親の愛情を知らないと言う事にはならないと思うんだけど、記憶に残る愛情がなかった点はスネイプと変わらないと思うんだけど。 んで、ハリーは「生き残った少年」で魔法界でも確かに特別な存在ではあったけれど、額の傷さえなければ、とりたてて変わった所のない少年として描かれていると思う。欠点もある、ごく普通のティーンエイジャー。 だけど7巻では、彼は随分と非凡な存在になっちゃってるような気がする。 ハリーがすること、考える事は「ほとんどいつも正しい」し(これは私がなんだか不可解に感じるルー先生の台詞”nearly always right”のこと)、最後にはダンブルドアですらなれなかったマスター・オブ・デスにもなった。もちろん、ダンブルドアの導きや、彼自身の苦悩や努力、友人の支えがあったからこそだけど。 ただ、このハリーの正しさは、正しいが故にいろんな人を傷つけてる。 11章で先生がハリーに言ったことは、私の読解力ではよく分からなかったけど、自分自身をかなり貶めて傷つけるような表現だったみたい。(子供が生まれるという意味の単語が、動物にしか使われない単語だったり)自分で自分を蔑ずんでいる先生に対して、ハリーの発言はかなりひどかった。そんなことを尊敬していたはずのルーピン先生に言うハリーにも、私はすごく傷ついていたんだな、と改めて思ったりした。言ったハリーも少なからず傷ついていて、だから私はハリーのことが好きなんだけど。 ハリーが言ったことやったことは何一つ間違っていなかった。パーフェクト。最後のスネイプ先生に対する態度すら。(ミドルネームのこと) 大人の欠点を容赦なく暴いて、彼は完璧。 この「大人」っていうのがね、7巻ではほとんど全て先生が担っていたような気がしてね、まるで先生がハリーを引き立てるために存在してたみたいなのがね、許せない気がするんだよ。 まあ、先生以外いないんだけど。 あれれ?ハリーのこと書くつもりが結局先生の話に…!(予想通り) ハリーはねじくれない代わりに、貫くような真っ直ぐさを武器にして育ったのかな。 大人として、いつだって正しい子供は扱いづらくていやだな、と思うけど、真っ直ぐには育って欲しい。 だけど、バーノン叔父さんやペチュニア叔母さんの子育ては参考にならないなぁ…。 そういえば、ダーズリー家は幸せになったのかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.27 19:43:50
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