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2005/11/23
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カテゴリ:つれづれ
アル・パチーノ主演。1975年の映画です。
以下ちょっとネタばれ気味。

1972年に実際に起きた銀行強盗事件がもとになっている映画です。
アル・パチーノが演じる銀行強盗の一人、ソニーがとても魅力的。
今までアル・パチーノの映画で「面白い!」と思ったものがあまりなかったので(数えるほどしか観てないから偉そうなことは言えないけど)…
そんなに期待していなかったんだけど、いい意味で裏切られました。
若い時のアル・パチーノなら好きなのかも…とか勝手に思ってみたり。

当時のアメリカの“社会問題の縮図”みたいな映画なのかな。
ソニーは、心はキレイなのに社会には適合出来ず、どうしようもなくなってしまった人。
チャーミングで頭もいいけど、どこかちぐはぐ。
銀行強盗犯なのに、観ている側がつい肩入れしてしまい、成功することを祈ってしまうんですね。
ソニーが犯罪者でありながら、犠牲者にも見えるからでしょうか。

ラストを含め、事件そのものや人物の背景みたいなものがもっと描かれていたら…と、その点だけは残念でした。
ソニーの生きてきた道、ソニーの相棒のサルとは何者なのか、ソニーとサルとの関係、動機。。。
そしたらあのラストでも、もうちょっと“腑に落ちる”感覚を持てたんじゃないかなぁ。
現実の犯罪がもとになっているだけに、描き切れない部分があるのだろうけど。

まぁとにかく面白かったです。
どちらかと言えば男くさい映画だけど…そういうのが苦手じゃない人は、機会があればぜひ。





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最終更新日  2005/11/24 12:35:06 AM
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