☆やさしい日々

前回の日記のコメントに、
私と次男との距離感がいいね。
って、とんきちさんが書いてくださったけど。
親子の距離感って難しいですよね。
これでいいのか、いつも迷ってばかりです。

だいたい姉と二人姉妹の私には、男の子ってものがよくわからない。
もちろん、私にも親がいるのだけど、
それは子どもの立場から親を持ったことがあるだけで、
実際、母親になるのは初めて……って、あたりまえ

私自身が他人から干渉されたくないほうなので、
子どもに干渉することが、自分の苦痛になります。
だから、もちろんしつけもできていない。（何の自慢じゃ。）
そのかわり、たぶんのびのび（のんびり？）してる。

「好きな人と、好きな仕事を手に入れれば、人生勝ったようなもんよ。これが結構難しいからね～この人だって思ったら逃がしちゃダメよ。」
なんて教えながら、のんきにここまで来てしまいました。

で、自由に育った長男（高３）。
小さい頃は、里子に出そうかと何度も思いましたが、
中学生になったとたん、
「お父さんやお母さんのことは大切に思ってるから。」
「昔は、嫌なことがあるとまわりのせいだと思っていたけど、今は、自分に責任があると思うよ。」
なんて、びっくりするほど大人になり、
まわりの反対を押し切って、高専を受験し「技術者になる。」

普通、ここで安心しますよね？
油断した私がバカですか？？

高校１年生の冬。突然担任の先生から連絡があり、ここ１ヶ月ほど、学校を頻繁に休んでいると。
驚きました。気づきませんでした。

「自分が何してるのかわからなくなっちゃった…。」

大人びた長男を信頼しているふりで、放りっぱなしてたんですよね。
初めてふたりっきりで高級焼肉を食べながら、いろんな話をしました。

お父さんと結婚した理由。
自分の高校生の頃の話。
長男の小さい頃の話。
君をどう思っているか…。

その後、先生から連絡があり、
カウンセラーを紹介しようとしたら、「母と話して、気がすんだから。」と言ってましたよ。さみしかったんですかね。と。

まだ、母は必要だったのですね。
ひどく反省しました。

──あれから、少し意識して息子たちとの距離を縮めてます。
長男とは、すっかり対等に話しができるようになり、悩み事も聞いてくれるようになりました。

今は、次男との会話の中で、相互理解？　ほどよい距離を模索中です。