2007/06/23(土)14:59
頑固で非情な男ウエインとモンティが強烈な殴り合い・・・「赤い河」
映画初出演25才のモンティがジョン・ウエィンと激しい殴りあいを演じた作品、「赤い河」。モンティの弁は「西部劇だし、馬に乗れると思ったから」だそうだ。14才で舞台に立ち、ブロードウェイの天才少年と言われていた彼のこと、馬もすぐに乗りこなしたらしい。
南北戦争後のテキサスを舞台に、1万頭の牛を大移動させるカウボーイたちの姿を、インディアンの襲撃や男の友情を盛り込んで描いた西部活劇である。
幌馬車隊に同行していたダンスンはテキサスに新天地を見つけ、年月をかけて広大な牧場に育て上げた。しかし、肝心の牛も東部へ運ばなければ価値がない。
ダンスンは、養子のマットらと共に、東部へのビッグ・トレイルを敢行した。だが、道は険しく、ダンスンのいらだちは次第に募っていく。やがて、レッド・リバーのほとりにさしかかったとき、牧童の三人が逃亡するという事件が起こった。厳しい処置をとろうとするダンスンに対して、マットは牧童の味方をし、ダンスンと対立。
「牛は無事アビリーンに運んで見せる」
というマットにダンスンは言う。
「命取りになったな、俺を助けたお陰でお前が死ぬことになる。必ず追いつくぞ、先に進むことばかり考えず、後ろも注意しろ。いつか振り返ってみろ、俺が立っているからな、必ず殺してやる!」
ダンスンをその場に置き去りにするマット。怒りに燃えたダンスンは、後を追って・・・。
これはハワード・ホークス監督の見応え十分な作品だ。
1948年 アメリカ・モノクロ 監督 ハワード・ホークス 出演 ジョン・ウェイン モンゴメリー・クリフト ジョーン・ドルー ウォルター・ブレナン
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