2011/10/31(月)15:19
寅さんシリーズ第8弾! 「男はつらいよ 寅次郎恋歌」 シリーズ初期の隠れた名作!!
「りんどうの花」の教えに感銘する寅次郎。寅さんは人生万般の教科書と云っても決して言い過ぎではないと私は思う。笑いの中に生きるために必要な警句がちりばめられているからだ。
今回は”りんどうの花”の教えである。日常茶飯事の平凡な生活の中にキラリと光る珠玉のような言葉、それを見出すことに私は今、喜びを感じている。
マドンナには、かって久保菜穂子、三ツ矢歌子と共に「新東宝現代劇の女優三羽烏」と謳われた池内淳子を迎え、彼女は寅さんに好意を寄せる役を演じている。
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「ハハキトク」の電報を受け取った博は急遽備中高梁にさくらと共に向かう。しかし、博の母は帰らぬ人に。
その葬儀の席に、なんと寅次郎がやってきた。借り物のモーニングを着て、葬儀の手伝いをするが、やることなすことトンチンカン、博の長兄をカンカンに怒らせる始末。
葬儀の後の会席で博は母への哀惜の念から、2人の兄と対立、父に辛く当たる。父は何も答えず黙って席を立つ。
高梁に居残った寅は、博の父から「人間らしい暮らしの大切さ」を説かれ、これまでの生き方を反省して帰郷する。
秋の深まる頃、帝釈大門前に喫茶店「ローク」が開店、女主人の六波羅貴子は竜造もポカンと見惚れるほどの美人。
その日に帰郷した寅は、小学3年の息子を女手ひとつで育てている貴子にぞっこん参ってしまう。
寅は喫茶店に日参、息子と遊んでやり、転校で友達のなかった息子にたちまち3人の友達をつくってやる。貴子は寅に感謝し、寅次郎にはっきりと好意を抱くのだ。
店の借金で貴子が苦しんでいることを知った寅、なんとか得意の啖呵売で金を作ろうとするのだが、街角でバイをするたびに警官に許可証を求められ、さっぱり売れない始末。
子連れ未亡人との恋、そして結婚・・・と、真剣に悩む寅さんの思いは果たしてどうなるのか?
さくらの兄へのやさしい思いは?